最創山光岸寺本堂

(あさひかわの建物:58〜59頁)

昭和2年落成
ここは大正14年から昭和2年に渡る大工事で完成したところなんだそうです。
伝統的な寺院建築としての風格が醸しだされています。

このお寺の最も伝統性を主張しているのは階裳(もこし)と呼ばれる主屋の軒下をめぐる庇的な屋根なんだそうです。五重塔、三重塔などに見られる庇を幾十にも重ねて垂直性よりも横への広がりを主張する古くから用いられていた手法なんですって。旭川市内の寺院ではこの階裳をもつ建物は数少ないそうです。
題には寺院建築の醍醐味、階裳の表情と書かれています。