Catena Zapata Malbec Argentino 2007

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セパージュ:マルベック100%

2012年7月4日抜栓。コルクはしっかりとした長めのもので、Wine名、生産者名、トレードマークの遺跡が刻印されていました。液漏れなし。56mm。赤い色がコルクのおしりについているだけの完璧なものでした。異臭なし。グラスはリーデルボルドータイプを使ってみました。色は、山葡萄というか、パープルそのもの。艷やかですが5年の歳月はまったく感じないフレッシュそのものの色合いです。ママちゃんは合成着色料を使ったみたいね、と言っています。グラスの脚はさぁ〜っと流れ落ちていきます。香りは、やはり山葡萄、(この前娘から習った)目薬、ハーブ、グスベリの香り。ほのかに柑橘系の香りが混ざっています。シナモンもなんとなく感じる。最初そんなに強く香ってくることはありませんが、時間とともに、たしかに言われるようにビターチョコのニュアンスあります。土の香りはあんまりしないな〜。アルコール感が結構強い。時間がたって温度が上がってくるとグレープジュース、バニラ的な甘さを感じますね。娘さんには少し時間がたってから香りを見てもらいましたが「マロンチョコの匂い」と開口一番言っていました。あ〜、たしかにそれ、ドンピシャ!。味わいは、タンニンは若干とんがった印象ですが、さほどきつくはありません。ちゃんと味わいのアクセントになって一本芯を通しています。渋さはあまり感じない。なんと言ったらいいか、紫の味です。ちゃんと果実甘味もあります。そんなに複雑さはありません。ミネラル感をアフタに感じます。透明感というか。樽っぽい甘さもあります。酸味はさほどつよくありません。おもったほど全体的な味の広がりは感じませんでした。しかし時間とともに、かなり濃厚な味わいが出てきました。ドライいちじくとは合いませんでした。なんと焼きシャウエッセンの温めスライスチーズ和えとの相性ばっちり。ベビーチーズとも合いますよ。つまり、食事と一緒に併せると、その個性を発揮できるワインなんだと思います。ちょっと開くまで時間がかかりますね。もしくは10年くらい(つまり2017年)おいておいたほうがいいかも。