Chateau Petrus 1981

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セパージュ:メルロ95%、カベルネ・フラン5%
 
ワイン会にて
抜栓日:2016年7月27日
大きめのボルドータイプのチューリップグラスで頂きました。
色合いは、やや薄めのガーネットカラー。しかし、エッジまでほぼ均一な色合いです。脚もしっかりと粘性を感じます。液体に輝きあり。最初の香りは、トリュフ、きのこ香でした。しだいに腐葉土、土の香りといった熟成香と、リコリス、熟したブルーンといった感じの香りが複雑に絡み合ってきます。エチケット見て飲んでいるので、なんかすごいな〜という気持ちが先行しますが、程よく熟成していて、酸化的要素は殆ど感じられませんでした。口に含むと、酸はまだまだ健全でしっかりとしていて、優しいほのかな甘味と、シルキーなタンニンが渾然一体となって口の中に広がって、そのまま長い余韻を持って喉に流れていきます。中間層の味わいにさほど厚みを感じさせませんが、すなおに飲んでいて、あ〜うまいな〜と思わせる秘めた力みたいなのを感じました。
オールドヴィンテージの場合得てして、30分位でカラメルっぽさが強く出てくることがありますが、これはそんなことなく、そんなに変化しないままいただけました。瓶の中には澱がすこしあったくらいで、パーカーさんが言っていたような状況でした。
大変勉強になりました。