Yamazaki Winery Merlot 2012

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セパージュ:メルロ100%
ワイナリーよりダイレクト2本購入。2850円。
 
抜栓日:2016年9月19日
栓:山粼ワイナリーのコルク。
液漏れ:なし
グラス:リーデルボルドータイプを使用しました。
 
色:けっこう濃い目のルビーガーネット。グラスの向こう側の指は見えません。
エッジ:しっかりと色づいていますが、色合いにさほど深みはありません。
脚:中程度の粘性を感じます
 
香り:抜栓直後は、樽香や、ほんのりとした黒系の果実の香り、日本のメルロに自分が感じるコンクリートっぽい冷たい香り、鉄釘のようなニュアンスを感じます。娘さんは「樽の匂い」と。すこしすると、カカオ系の香りが加わってきました。澱が結構あったので、カラフェに移しました。1時間位すると、冷たいニュアンスがなくなってきて、カカオ、モカ系の香りとともに、ブラムやブラックベリーの香りがしてきます。なかなか欧州のメルロっぽいニュアンスがでてきました。香りに厚みが感じられませんが、空気に触れることで息を吹き返した、そんな感じがします。
 
タンニン:しっかりとしていますが、渋さはありません。
 
味:最初、酸がとてもフレッシュで、「すっぱい」とさえ感じさせる、北海道チックな酸が主体の味わいでした。それでも、うちのママちゃんは、一口目で「あら、美味しいわね」と言っていたので、いわゆる酸性人にとってはあまり感じないのではないでしょうか。徐々に、土ごぼう的なアフタもでてきました。酸は時間経過と、チーズとかとのマリアージュで徐々に穏やかになってきて、カカオのニュアンスがしっかりとでてきます。紫の果実の要素がどんどんでてきます。欧州のように、ねっとりとした厚みのある味わいとはいきませんが、日本、北海道のメルロとして、標準樹になっているのではないかと思います。