20170715 自社醸造第一号のワインを買いに多田ワイナリーさん訪問

上富良野の多田ワイナリー(多田農園)さん、7月10日に、余市のブドウから、自社醸造した第一号のワインが発売されました!
ワインは、キャンベルとナイアガラをアッサンブラージュ(混ぜる、の意味)したワインです。
 
ワイナリーに伺ったときに、ちょうど多田さんがいらっしゃったので、色々お話を伺い、葡萄畑を見せていただきました。
 

ワインショップ内の様子です。旭川のデザイナー、あべみちこさんのよつば舎がデザインしたショップは、とても綺麗になりました。ここはクーラーが完備されて、涼しい環境で多田さんとお話できます。
 

今回、7月10日に発売されたキャンベル&ナイアガラです。
 

こんな解説。
聞いた話では、このワイン販売前に、7月9日に、いままでの委託醸造のワイン(顔マークのやつとか)がちょうど売り切れて、7月10日からこの第一号ワインが並んだそうです。
 

ここ最近、メディアや新聞に、多田さん、結構登場しています。
この雑誌は、HOです。
 

ワイナリーエントランスの新しい看板。これもあべみちこさんの作品です。
 

ショップ前にもメルロが植えられています。
 

ショップ前の試験栽培のミュラー・トゥルガウ。
来年はミュラー・トゥルガウを植栽するそうです。
 
今回、はじめて畑の中を案内していただきました。

2007年栽培のピノ・ノワールの畑
 

一昨年、けっこうなダメージを受けたピノ・ノワールですが、ボルドー液散布等、管理を再強化して、今年は、そこそこ復活してきた、とおっしゃっていました。
 

ぶどうの状況。
これからの天気に恵まれることを祈ります。
 

ピノ・ノワールの畑より道路を挟んで向かい側に昨年植えられたリンゴ樹。シードル用に植えられています。
あと4年位でリンゴできます。
 

リンゴ樹の向こう側に広がるぶどう畑。シャルドネバッカス
 

2010年栽培のメルローの畑。
 

ここも、なかなか壊滅的な被害を受けたようですが、徐々に回復しているようです。
まだちょっと完全回復には届かず、やや生育が悪いようですが、なんとか頑張って欲しいです。
 

房はそこそこ数ありました。
なんとか収量を確保できれば、とおっしゃっていました。
 

今年の春に新たに植えたシャルドネ。順調に生育中です。
 

2011年栽培のシャルドネの畑。
この畑は、あの野生酵母シャルドネ2014と2015を産んだ畑です。
ここも、壊滅的ダメージを受けたそうですが、やっと持ち直してきているところだそうです。たしかに、芽の出ていたい部分がめだちました。
 

それでも、樹勢をかなり戻してきていて、またたくさんブドウが穫れることを期待します!
 

現在のシャルドネの成長状態。
 

去年植栽したバッカスの畑。いまのところ順調だそうです。
 

ちょうど畑では、カスタムしたトラクターを使って防除作業をおこなっているところでした。
 

バッカスの横にはシャルドネとメルロの畑が広がっています。
 

バッカスシャルドネ、メルロの反対側にもリンゴを植樹したということでした。
リンゴは、プラムリー、フジ、ジョナゴールド、紅玉だったかな?
 

30度超えの炎天下のもと、詳細に解説していただいた多田繁夫さん。
あついなか、本当にありがとうございました。
この写真は、多田ワイナリーが、十勝岳連邦から続く、扇状地に存在することを証明している写真です。
また、向かって左側の部分には来年ミュラー・トゥルガウが植栽される予定です。
 

最後に多田農園(多田ワイナリー)のパワースポットである千両梨の樹を眺めながらワイナリーを後にしました。
 
今年は良いぶどうがたくさん獲れますように!
 

本日の目的の一つである、多田ワイナリー自社醸造第一号のワインです。
生産本数は1360本。
価格は2,376円で、絶賛発売中です。
生食ブドウでもある、黒ブドウ系のキャンベル 50%と白ブドウ系のナイアガラ 50%を混醸したワインで、自分が知っている限りでは、いままでこの2種のぶどうのアッサンブラージュワインはないんじゃないでしょうか?
このエチケットも、あべみちこさんのデザインです。
このエチケット、よく見ると多田農園の中のいろいろなものが詳細にかかれているのがわかります。人参とか、トラクターとかを始めとして、さきほどの千両梨も描かれています。
色合いも素敵ですね!呑むのが楽しみです。