Gryphe des Accoles 2012

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セパージュ:カリニャン100%
ウメムラより購入。2,862円。
 
抜栓日:2017年11月22日
栓:天然コルク。ワイン名が刻印されています。
液漏れ:なし。コルクの1/3まで、線状に一部色ついていました。
グラス:シェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングを使用しました。
 
色:パープルルビー。エッジは均一。
清澄度:若干曇っているような感じ
輝き:あり
脚:中程度の強さ
 
香り:抜栓直後、若干還元香が感じられましたが、すぐに消えました。紫の果実を思わせるようなニュアンス。ザクロやスミレの香り。全体的に香りは柔らかです。時間が経過すると、赤肉、やや獣っぽさ、スパイス感が出てきました。ブレタノっぽさを取るひともいるかもしれませんが、優しいニュアンスの香りで、自分は心地よく感じます。ママちゃんも「いい香りね。やさしいわ」と言っていました。
 
タンニン:シルキーで、柔らかいタンニン。丸みを感じます。
 
味わい:酸は最初、しっかり目に感じましたが、時間経過で柔らかく変化してきます。紫の果実味が口の中に広がり、味わいも柔らかい印象です。とてもスムーズに喉まで流れ込んでいきます。よく言うとエレガント、悪い言い方をすれば単調なんですが、どこか奥の深さも感じてしまう、きっと今一番の飲み頃なんじゃないかと思います。旨いです。

2日目、さらにマイルドな味わいに変化して、とても美味しくいただきました。娘さんは2日目のワインの香りしか見ていませんが、「臭い! トイレの臭い。食べ物の匂いじゃない」と酷評(笑)。このワインに関しては娘さんはブレタノ的ニュアンスをしっかりと捉えているように思いました。
また、2日目、マグロの山かけと合わせてみましたが、これが、すごいドンピシャのマリアージュ。さばの味噌煮缶ともあわせてみましたが、こちらも、ジャストとはいいませんが、程よいマリアージュで、ワインと食事の奥深さを思い知らされました。