LE SECOND VIN DE MOUTON ROTHSCHIlD 1993

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン77%、メルロ11%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド2%
どこで買ったのか、全然覚えていません。
 
抜栓日:2018年6月23日
インポーター:不明
栓:上質なコルク。ワイン名、ブドウのデザインマーク、ヴィンテージが刻印
液漏れ:なし。底のほうが5mmほど色付く程度
グラス:リーデルボルドータイプを使用しました
 
色:かなりきれいな、濃いめのガーネットルビー。輝きあり。ガーネットの要素がむしろ少ない感じ。グラスの向こう側がそんなに見えません。
エッジ:エッジはガーネットですが、中央はむしろルビーで、まだフレッシュささえ感じます
脚:そこそこ粘性を感じます。
 
香り:抜栓直後より、腐葉土や下草のブーケがプンプン。でも、その奥にカシスとかプルーンとかの果実を思わせる要素がまだ存在します。スワリングでまろやかな樽のニュアンスや、杉っぽい香りがでてきて、たしかにミントのようなすっとする香りも健在。でもこれらのアロマを舌打ちするようにブーケがどんどん香ってきます。これは期待値大!
その後ゆっくりと変化を見ていきましたが、基本ベースはさほど変わることなく経過します。温度が結構上がると、流石に香りの焦点もボケてきますが、非常に綺麗に熟成したワインだとおもいます。
 
タンニン:じつにまろやかで溶け込んでいます。収斂性などこれっぽっちもみられません。とてもシルキーな上質タンニン。
 
味わい:酸は穏やかですが、しっかりとしていて、いまだ黒果実のニュアンスが健在。そのなかに、ウッディーな要素や、カラメルっぽいニュアンスの味わい、土っぽさなど複雑に入り組んでいます。液体の厚みというか、濃さはかんじませんが、エレガントなアタックで、しかも複雑さがあるので、じっくりと構えて飲んでしまいます。マッシュルームを使った牛肉のソテーと合わせてみましたが、悪くないマリアージュでした。うちのママちゃんは香りを見た瞬間に「あら、いい香り」と、味わった瞬間に「これは美味いわ。高いワイン!って感じ」と即答していました。
かなりしっかりと造られたボルドー・ルージュ、ポイヤック・ルージュであることには間違いありません。実にうまかったです!