20180805 空知ワイナリー巡りの旅

今日も朝から天気がよく、絶好のドライブ日和でした。
数日前にアポイントを取って、空知のワイナリーをいくつか訪問してきました。
実に充実した一日でした。
 
KONDO Vineyard
まず最初に訪問したのはKONDOヴィンヤードです。昨年の秋に「栗澤ワインズ」を立ち上げ、10Rさんでの醸造からご自分のところでの醸造になったわけですが、醸造所が完成してからはじめての訪問でした。
まずは畑の方から見せていただきました。

やはり6月の記録的な大雨の影響はかなり大きいそうです。
 

剪定の方法を変え、仕立ての方法を工夫して試していて、そこそこ結果が出そうだという矢先の雨。上手く結実しないものや、かなりの打撃を受けた品種など、いろいろと教えて頂きました。
また、あの雨から、今度は逆にここ2週間ほどは猛暑とともに、雨が降っていないという状況で、頭が痛いシーズンです。
 

解説中の近藤さんの後ろ姿。
 

ここの畑は、ほんと長閑で、鳥のさえずりがよく聞こえるところです。
ちかくには貯水池もあって、魚が生息していたり、なんでこんなのがいるの?っていうやつがいたり、というお話に盛り上がりました(笑)
また、今試験栽培しているレアな品種のぶどうの話なども聞かせていただくことができました。
 
続いて、醸造所の見学もさせて頂きました。

ここは、昨年の夏に訪問したときにはまだ基礎の段階でしたので、完成してからは初めて見せて頂きました。
中に入ると、まだ新築の匂いがします。
いろいろな方がいろいろなところで写真をアップしているので、自分は余り他に見ることがないところを写真撮ってみました(笑)
 


この醸造所は畑から行くと正面玄関があるのですが、土手の上に建てられているので、土手をほって、そこに地下が造られています。この地下は温度が暑いときでも18度位でそれ以上上がらないようです。
1階で圧搾したワインを、地下に下ろすときに、ポンプを使ってワインを移動させるのではなく、重力を使ってなるべくワインに負担をかけないようにしたい、という思いから、1回と地下をつなげる穴が、写真に写っているところです(わかりますでしょうか?)
こういった工夫がいろいろなところに見られました。


地下にある樽の写真です。通常のバリックの他に、大樽もありました。
 

これは、地下と一階を結ぶ搬入口のようなところを下から見上げたところです。
 

ここが一番見たかった(笑) 醸造所にあるトイレからの風景です。ほんと、ここは絵画が飾っているように見えます。近藤さんの奥様のお話では、中澤ヴィンヤードの中澤さんのお気に入りの場所だそうです!
 
このあとクヴェヴリ(ジョージア醸造に使われるのが有名な甕のこと)が設置されているところも見学させていただきました。ここで造られるワイン、とても楽しみです。
あっという間に時間が過ぎていきましたが、次の訪問地に向かうべく出発です。
近藤さん、お忙しい中ありがとうございました。作業で親指の爪、内出血されていましたが、お大事にしてくださいね。
 
NAKAZAWA Vineyard
次に訪問したのは、栗澤ワインズの共同代表である、中澤さんのところです。
約束の時間よりも遅れてしまいご迷惑をおかけしてしまいました。お昼時にもかかわらず畑を案内してくれました。今回は奥様にもお会いできました。
 


ここの畑は、いつも(といっても3回目ですが)訪れたときに思うのは、パワースポットのような雰囲気、というか、なにかそんな感じのする場所だな〜と思うのです。
中澤さんがおっしゃっていますが、いろんな生き物が共存しているところなので、余計にそんな感じがするのかもしれません。
そんな場所ですが、やはりこの6月の雨で、けっこうな打撃を受けたようです。
雨の前までが、状態が良かっただけに、途方に暮れてしまったとおっしゃっていました。
壊滅的状況になった品種もあると言っていました。
 

そういうなかでも、いい状態で房ができているものもあります。雨のあと、猛暑と、今度は雨が降らない影響も出ていて、葉っぱが枯れてくるものもあるそうです。
 

懇切丁寧に説明してくださる中澤さんのオーラが見える背中。
 

そんななか、今年はケルナーの出来がすごくいいそうです。単体でワインを造ることはないと思うけど、今年の救世主となるかも、とおっしゃっていました。楽しみですね。
 
後ろ髪引かれる思いで、中澤さんのところをあとにして、次の目的地に移動しました。
中澤さん、お昼時にもかかわらずご対応いただき、本当にありがとうございました。これから発育が順調に行くようお祈り申し上げます。
 
 
10Rワイナリー
そして、次に到着したのは、10Rワイナリーです。
10Rさんは、アポの連絡をしたのですが、ブルースさんが不在、ということでしたので、ちらりと寄せてもらい、醸造所の写真と、(勝手に畑に入るわけには行かないので)望遠レンズを使って自社畑の写真を盗撮してきました。
 

カスタムクラッシュワイナリー、10Rさんは、やっぱり大きいですよね。
 

醸造所のエントランスにある、表札と、つの。窓の中に見える辰巳琢郎さんのうちわがいいですね。
 

醸造所の駐車場から、300mmの望遠つかってとった畑です。こうやってみるかぎりはけっこういい樹勢にみえますよね。右のブドウ樹は、イレンカさんのかな?
10Rさんをあとにして、次に進みます。
 
宝水ワイナリー
つぎは宝水さんにお邪魔しました。
宝水さんはとくにアポとかとってなくて、いった目的は、ここのソフトクリームを食べることと、シャルドネのワインを購入することでした。
ところがソフトクリームは写真とるの忘れました^^;
バッカスのブドウ果汁がかかったやつを食べまたしたが、美味でした。
 


さすがに映画の撮影地。結構な人が訪れていました。意外(でもないんでしょうが)に思ったのは、話の内容から、地元の家族がソフト食べに来ている、そんな感じの人が結構いたことです。地元に愛されているんだな〜と思いました。
 


ちょっと指はいっちゃいました。
素人目には、やや樹勢がよわいかな?といった感じでした。
ちょうど、社長が自らトラクターに乗って畑の中を走り回っていました。
 
そして、最終目的地に移動します。
 
 
山崎ワイナリー
今日の最終目的地は山崎ワイナリーです。なぜかというと、8月4日から2018年の夏のリリースが始まったからです。いつもDMを頂き、そこで注文しているのですが、今回は通販で購入できる分も、ショップ限定ワインと一緒に購入することにしました。
 
と、ワイナリーに立ち寄る前に、一度行ってみたかった達布山展望台に先に行ってみました。
ここは、山崎ワイナリーに通じる道路の途中から行ける脇道があるので、もしやワイナリーや畑も展望台から見えるかも、と訪れたのでした。
 

展望台を見上げるの写真です。
 

この展望台にのぼって見える、ワイナリーの全景です。雰囲気いいでしょ!
 

これも指はいっちゃった。とてもいい眺めですよ。
 

この展望台からは残念ながら山崎ワイナリーさんの畑をみることができませんでした。
展望台から降りていく道の途中で、なんとか、ワイナリーの南向きの畑が見えました。
さて、ワイナリー到着です。
 

ショップです。今回はショップ裏にあるフォレストと呼ばれる畑側から写真を撮ってみました。
 


そのフォレストの畑の様子です。
ここはソーヴィニヨン・ブランが植えられています。


望遠を使って、手前が北向きの畑で、奥に見えるのが南向きの畑です。
結構かっこいいでしょ。
 
ちょうど畑にいた山崎太地さんが、帰ってきてくれてお話を伺うことができました。
今回は、北向きの畑を案内してもらいました。ここに直接はいるのは初めてでした。


山崎ワイナリーさんは、樹勢もよく、房もたくさんついています。この雨は、やはり大変だったようですが、太地さんが考えるやるべきことをやり、けっこういい感じでブドウが成長しているようです。そこそこ、と言っていました。
 

これはシャルドネですが、けっこう房付きもよく、数もおおいです。
 

ブドウの熟度のはなしになって、一つブドウの粒を割って、中から種を取り出したところです。今時期ではまだ種は柔らかい状態です。
ブドウの種もさることながら、太地さんの手相が見れたことに感激です!
 
あっという間に時間が経過していきました。
太地さん、口では「大丈夫ですよ〜」なんておっしゃっていましたが、作業や新しいワインの発送などで、けっこうお疲れに見えました。
いま、公私共に充実している、太地さん、若いとはいえお体にはご留意ください。
本日はありがとうございました。
 

こちらが今日購入した、山崎ワイナリー2018年サマーシリーズのワインたちです。
飲むのが楽しみです!
 
実に充実した一日を過ごすことができ、皆様に感謝です!