Chateau Panet 1978

http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-415.html

セパージュ:メルロー80%、カベルネ・フラン20%のような感じ
 
抜栓日:2018年9月30日
栓は8/10くらいまで染みていましたが液漏れはありませんでした。
グラスはリーデルボルドータイプを使用しました。
輝きのあるガーネット。色合いはさほど濃くなく、グラスの向こう側の指が見えます。にごりなく、また瓶にもさほど澱がついていません。
脚はそこそこ粘性を感じますアルコール度数12%。
抜栓直後、腐葉土系の香りがふわっと香ってきました。そのあと、グラスに注ぐと、やや香りが落ち着いてしまいましたがほどなく香ってきました。キノコ、腐葉土の香り。いわゆる熟成香。ママちゃんは「紹興酒っぽい」と言っていました。時間が経ってくると酸化的なニュアンスはさほど感じなくなります。ややカラメルっぽさも出てきます。タバコや葉巻のニュアンスも。
タンニンは殆ど感じず、ものすごく柔らかいシルキーなタンニン。
酸はまったくおだやかですが、ふんわりとした甘味が口の中に広がります。余韻はさほど長くありません。
熟成ボルドーに限らず、赤ワインって、熟成するとほんと、みんなおんなじ感じに方向が向いていきます。メルローの熟成って、こういうふうになるのか、と勉強になります。