Vicari Lacrima Di Morro DAlba Dasempre Del Pozzo Buono 2016

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セパージュ:ラクリマ100%
Vino Hayashiのイタリア土着品種研究会の教材。2,000円(税抜)

抜栓日:2018年12月7日
インポーター:アプレヴ・トレーディング
栓:天然コルク。やや長め
液漏れ:なし
グラス:シェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングを使用しました。

色:かなり濃いパープルルージュ。グラスの向こう側の指が見えません。輝きあり。
エッジ:しっかりと色づいています。均一な色づき
脚:中程度からやや高めの粘性を感じます。
アルコール度数:13.5%

香り:抜栓直後、紫色の果実の香り。ブラムとかカシスとか。ややインキーなニュアンス。スワリングすると、ミントっぽいすっとするハーブ系の印象。時間経過と共に赤い果実の香りが混ざってきます。その後に、やや焦げたようなニュアンスがあります。これ、樽から来てるかと思いましたが、ステンレス発酵・熟成でした。ブラインドだったら、カベルネ・ソーヴィニヨンって言っちゃうと思います。教材解説には「スミレやミント、生姜など香り高い」って記載されています。生姜のニュアンスがとれないな~、と思いながら探っていくと(言われて感じる面が多々ありますが)この焦げたニュアンスが生姜っぽいのかもしれません。

タンニン:しっかりとしたタンニン。やや収斂性あり。フレッシュなタンニンで、上質です。

味わい:しっかりとした酸と、紫の果実の味。ほんのりとした果実甘味も感じられます。完熟したブドウのニュアンス。アフタに透明感。目の詰まった果実感がとっても印象的で、タンニンの強さや紫のニュアンス、アフタに感じる赤い実の味わいから、マルベックって言っちゃいそうです。教材解説にも書いてありますが、全体のバランスがとても良いです。これで2,000円はコスパいいと思います。もう5年くらい熟成させても面白いかな?と思いました。

抜栓後1週間してから飲んでみました。
やや単調になった感はありますが、香り、味わいともにさほど変化することなく、酸化のニュアンスも強くなく、美味しくいただけました。




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