Lunatic Pinot blende Lucy M 2016

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セパージュ:ピノ・ノワールブレンド(詳細不明)
たぶんMARUYAMAYAよりセット購入。5,000円位かな?

抜栓日:2018年12月14日
インポーター:ワインダイアモンズ
栓:王冠
液漏れ:なし
グラス:シェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングを使用しました。

色:ガーネットというか、午後の紅茶ストレートのような色合い。若干ルビーが見え隠れしています。輝きあり、澄んでいる。色合いは薄め
エッジ:ほぼ均一な色合い
脚:さほど粘性を感じません
アルコール度数:12.5%

香り:抜栓直後やや還元香。その後より、ピノ・ノワールの全房発酵の時によく感じされる香り。バラのようなニュアンス、香水系の感じに、酢酸エステルの要素が混ざった感じの香り。ルーシーのエステートシリーズのピノを飲んだときにも同様のニュアンスを感じたし、貴彦さんのピノも、大雑把に言うとこのニュアンスを感じる。誤解を恐れずに言うならとても素朴な香り。ママちゃんは、「土っぽい感じ。そのへんに落ちたブドウで作っていますよ、って感じだわ」と言っていました。好きな人にはたまらない香りだと思いますが、やや酢エチが強めに感じられるところが欠点でしょう。

タンニン:収斂性なし、柔らかいタンニン。

味わい:直後はなかなか酸がピーキーで、酢エチも感じて、微妙です。徐々に全体的に落ち着いてきますが、基本的な路線は変わりません。ピチピチとした酸で、アセロラっぽさもあって、ナチュールのピノって感じです。全体的なタッチはとてもシンプル。旨みは感じられますが、厚みはさほどありません。染みるタイプのワイン。これを良しとするか、ダメとするかは、飲み手の好みと経験値によるんじゃないでしょうか。なかなか勉強になります。

キュバンして(王冠だったので)、冷蔵庫に保管し、翌日飲んでみました。
酢酸エステルがドーンと表に出てきて、かつ、いわゆる豆臭がありました。この豆臭は、よくだだちゃ豆の匂い、と言われていますが、たしかにこれはだだちゃ豆!という匂いで、ここまで明確に自覚したのは初めてだったので、とても勉強になりました。