Arlandino Tenuta Santa Caterina Crazzano Badoglio Grignolino d'Asti 2015

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セパージュ:グリニョリーノ
Vino Hayashiのイタリア土着品種研究会の教材。3,600円。

抜栓日:2019年1月12日
インポーター:
栓:天然コルク(だとおもう)
液漏れ:なし
グラス:シェフ&ソムリエのユニバーサルデザインを使用しました。

色:かなり薄めのガーネット。ついだときに「お?!」っと言ってしまいました。きっとこの品種の特徴なんでしょうね。濁りなし。色だけ見るとPMOX?と思っちゃいました。
エッジ:ガーネットカラーで均一
脚:細い脚ですが、滴る速度がけっこう遅いです。
アルコール度数:13%

香り:この評価はむずかしいな~。酸化的ニュアンス?といえば、そんな感じもするし、茶色い果実のニュアンスや、紅茶の香りも感じられるし、ナチュール香ではないのですが、野生感を思わせるような感じの香りもあって、香りから品種を連想することは自分ではできません。ただ、いわゆる欠陥臭の範疇に入るかと言われると、そうではないです。ドライなニュアンス。教本にはドライフラワーと書いてありました。まさにそんな感じ。まさに、それが品種香なんでしょうね。勉強になります。

タンニン:色から連想するイメージとは違い、けっこうタンニンはしっかり目。でも収斂性がある、まではいかない感じ。

味わい:味わいもドライで、茶色いニュアンスです。でも、味わいにはけっこうな厚みや奥行きを感じます。たしかになめらかな口当たりです。教本には透明感があると書いてありますが、そのへんのニュアンスは自分には掴むことができません。でも、味わいのバランスが良く、広範囲な食材と合わせやすいワインで、しかもワイン自体の個性が明瞭なので、食べ物もワインも同程度に楽しめる、そんな感じのワインだと思います。豚肩ロースの低温調理によるトンテキと合わせてみましたが、なかなかいいマリアージュでした。
中一日開けてのテイスティングでしたが、色んな要素は殆ど変わらず、ややボディーが軽めになったのと、ママちゃんは参加しているニュアンスを捕まえていました。アトランティックサーモンやしめ鯖との相性は思いの外良かったです。守備範囲、やっぱり広そうなワイン。