Morey Saint Denis 1er Cru Clos de la Bussiere George Roumier 2007

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セパージュ:ピノ・ノワール100%
ウメムラにて購入。13,440円。

抜栓日:2020年5月2日
インポーター:ジャパンインポートシステム
栓:天然コルク
液漏れ:一部分シミが有りましたが、漏れている様子はありませんでした
グラス:リーデルブルゴーニュタイプを使用しました

色:ほんのちょっと濃いめのルビーガーネット。濁りなし。輝きあり。グラスの向こう側の指が見えます
エッジ:若干レンガっぽいニュアンスも見えますが、基本ガーネット
脚:中程度~やや高めの粘性を感じます
アルコール度数:13%

香り:抜栓直後はやや閉じ気味。それでも、弱い樽、カカオのニュアンスから、赤い実のニュアンスとともにカシスっぽさ、ちょっと黒果実系のニュアンスと多彩な香り。どっしり感のある土っぽいニュアンスもあります。時間が経ってややほぐれてくると、赤黒い果実感がでてきて、そこにきのこのニュアンスが乗っかってくる感じ。カカオやコーヒーっぽさもグラスの周りに溢れてきました。そこまで果実香が全面に押し出されているわけではありませんが、凝縮感のある感じで、1時間ほどすると、けっこう開いてきました。実にエレガントなんですが、どことなく土っぽさが入っていて、そしてそこにお香のニュアンスがふっと鼻に感じるという、なんとも楽しい香り。

タンニン:収斂性は微塵もなく、上質なタンニン

味わい:伸びやかで、しかも芯のある酸、丸みを帯びた、赤い果実そのものを口に含んだような味わい。厚みがあるわけではないのですが、かなり集中した味わいです。そして、余韻が長い!この集中がかなり長く続き、徐々に徐々に口の中に溶けていくような感覚。ピュアな味わいと、キノコの出汁のような旨味、力強さと可憐さを両方兼ね備えているような、懐の深さ、でもぜんぜん派手さやけばけばしさがない、実に滋味深いワイン。さほど強くない年だと思いますが、13年の熟成を経て、いま飲み頃かな~。ラベル見て飲んでるので先入観ありありですが、まじ旨いです!
5年前に飲んだときのコメントをみると、そのときにはフレッシュ感があったようですが、今回のボトルでは、ものすごく熟れた雰囲気をすごく感じます。


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