セパージュ：サグランティーノ
Vino Hayashiのイタリア土着品種研究会の教材。7,500円。
抜栓日：2022年1月20日
天然コルク。液漏れなし。グラスはリーデルのボルドータイプを使用しました。
抜栓直後より、ボトルから紫果実の香りが溢れてきます。
かなり濃い目のルビー。エッジに若干のガーネットが見えます。グラスの向こう側の指が見えません。
結構な粘性。Alc 15%！
紫果実、ブラム、チョコレート、カカオ。赤い果実の香りも感じられます。とても上品かつパワフルな香り。最初のうちはタンニンを連想させる香りがありましたが、徐々に開いてきて、まさにフルーツ爆弾的な要素と、どっしりと力強い香り。ほんのりとしたバニラ風味の香りなど、複雑に重なり合って現れてきます。スワリングするとミントのようなすっとする要素や、チャーミングな香りのニュアンスなんかもでてきて面白い！ 1時間ほどするとグラスからタバコの香りが漂ってきます。
酸はとてもなめらかで上品。タンニンはかなりしっかり目ですが、熟成によりこなれていて、収斂性はあるもののギスギス感のない上質なタンニンです。味わいはアルコール由来の甘味があって、濃厚さがあって、果実味が溢れ出てくる、まさに高級フルーツの寄せ集めのような味わい。ママちゃんは「これは美味しいわ」と絶賛でした。9年熟成でまさに、いま一番のピークじゃないかしら。とてもバランスの良い味わいで、高級感もあり、フレッシュさもまだまだ健在で美味しいです。イベリコ豚の肩ロースソテーと合わせてみましたがとてもいいマリアージュでした。
