Old Vine White Wine Heinstein Vineyard Arnot Roberts 2018


セパージュ:シルヴァネル、リースリング、コロンバール、ゲヴェルツトラミネール
カーヴ・ド・リラックスより購入。 6,700円(税抜)
日本への入荷が24本という噂の激レアワイン(開けちゃったw)

抜栓日:2022年5月14日
天然コルク。液漏れなし。蝋キャップ。グラスはシェフ&ソムリエ・ユニバーサルテイスティング
透明感のある、程よく色付いたイエロー。やや冷涼感を感じる色合い。粘性はやや高め。Alc 12.8%
グラスに注いだそばから、かなり硬質なイメージ。そして、ペトロールにも似たオイリー、ミシン油的なニュアンスの香り。青りんご、和梨、石灰のようなミネラルの香り、柑橘系の皮の裏側の綿の部分の香り、レモンの皮、シトラス、など白系の香りが満載。香り高く、上質で上品。そこにペトロール的なニュアンスが加わるので、ドイツやオーストリアのワインを連想します。最初に連想したのはリースリングとシルヴァネール。華やかさはゲヴェルツなんでしょうかね。とてもいい香り。冷涼感も感じられてシャープ。カリフォルニアとは連想できません
酸はシャープですがとんがったところがなく上質。味わいはドイツ系のヨーロッパというよりも、厚みがあり、どちらかというと暖かい地域を連想させるギャップがあります。豊かな果実味もありつつ、中盤から後半にかけての果実の皮の苦味があとを引きます。アルコール度数がやや高めなこともあって、ほのかな甘味がアクセント。香水のニュアンスがあとで鼻に抜けていきます。そこにミネラル、というか硬質な味わいがあってクリスタルっぽさも感じられます。とても綺麗に造られているワイン。
もう素直に美味しいです! 値段もそこそこいい値段ですが、それに似合った美味しさで、ちょっとびっくり。

参考:
ルノー・ロバーツ
1970~80年代のエレガントなワインをイメージして造る、現代の濃厚なワインとは一線を画す作り手。なかでもアルノー・ロバーツはその旗振り役の存在。
当主は、ダンカン・アルノーとネイサン・ロバーツの2人の幼馴染みによって作られています。
畑を一切自分達では持たず、彼らのワイン哲学に共鳴した栽培農家から仕入れています。