wine0629.blog13.fc2.com
セパージュ:グルナッシュ・ノワール45%、グルナッシュグリ36%、カリニャン10%、グルナッシュブラン9%
moritayaより購入。6,480円
抜栓日:2022年7月23日
天然コルク、液漏れなし。リーデルのボルドータイプのグラスで頂きました。
色はやや薄めのルビーガーネット。ほとんど濁りなし、輝きあり。Alc 13.5%
グラスに注いだ直後より紫果実の香りが溢れてきました。還元臭はぜんぜんなくて、グスベリーや、プルーンといった果実香や、カブトムシと言われるようなワイルドなニュアンス、赤スグリっぽい、赤いベリー系の香り、スワリングするとセロリとか香味野菜のニュアンス、少し時間を置くとカラメルの要素の香りなどなど、色々なファクターが混ざり合っていて、このエチケットに表現されるような南国の日の当たる場所のイメージが香りにそのまま現れている感じ。たくさんの要素が、出ては引っ込み、また出現する、複雑さというより多様性といったほうがしっくり来る感じの香りの集団です。ポテンシャル高いなぁ~
酸はしっかりとしていて上品、タンニンは収斂性なく上質。7年経っていますが、いまだ果実味が豊富。ほんとフルーツ爆弾。でもところどころドライフルーツ的なニュアンスもあって、フレッシュさと熟成が混在している、そんな感じです。時間が立ってくると徐々にタンニンが主張してきて、液質自体も力が出てきます。陽気な一面と、パワフルな側面が一緒に口の中に広がります。いやいやこれ、旨いなぁ~。土用の丑の日、うなぎの蒲焼と合わせましたが、なかなかのマリアージュ。このワインを7年もセラーで寝かせておいた自分を褒めてあげたい!(笑)
決して重たくなく、でも、きちんと骨格がしっかりとしていて、かつ、エレガントな味わいで、やぼったさなんて全然なく、自然派なんですがとても上品に造られた良いワインだと思います!
5年前にも飲んでいます。その時の感想はこちら
akirais.hatenablog.com