Chateau Les Trois Croix 2001

http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-546.html

セパージュ:メルロー90%、カベルネ・フラン10%
タカムラで購入。2800円。
2009年12月1日抜栓。コルクにはきちんとVintageとchateauの刻印がなされています。コルクは長く非常にしっかりしていて液漏れもありませんでした。グラスに注ぐと、ほのかにバニラ香が漂います。色は透明感がある、しかし濃いガーネット色。熟成感が出ていますがまだフレッシュな感じの色です。エッジもしっかりしています。アルコール度数13%。香りは最初はやや閉じ気味のように感じましたが、すぐにブルーベリー、ストロベリー、カシス、チョコレートの香りがたってきます。非常に心地よい香り、またバニラ香も感じ、スワリングによりすっとする感じも出てきます。いつまでもかいでいたい香りで、繊細です。少し時間がたつとやや酸の香りを感じますが、基本路線は変わらずむしろどんどん表に出てきます。メルローの甘さも香りのはしはしに現れているような。娘さんは、最初チョコレートの香りと行っていましたが、徐々に変わってきて梅干しの香りがするといっていました。たしかにそんな酸味も感じます。口に含むとタンニンは全然下に残ることなく、全体にすごく馴染んでいます。まず、最初に「おいしい」という印象が流れます。ストロベリー、ブルーベリーの甘さ、チョコレートのビター感があります。のどごしは非常にさわやかですぅ〜っと通っていきますが、その後、鼻を抜ける甘い香りがあります。さほど強くはないですけど。坦々味噌をつかった鍋(白菜、青梗菜、豚バラ)をあわせて飲みましたが、辛さが全然邪魔になれませんでした。クリーム・ド・ショーム(ウォッシュタイプのチーズ)と一緒にワインを飲むと、この甘さが前面に出てきます。これはうまい。8年の熟成というか、うまくメルローを引き出している感じが読み取れたと思います。