（あさひかわの建物：178〜179頁） 昭和26年建設 旭川8条8丁目にあるアパートです。ここは旭川の第1号集合住宅の姿と題されているように、公団住宅づくりの旭川第一号なんだそうです。このあたりには昔はヤミ市が並んで、向かいの文化会館には、中央小学校が…

（あさひかわの建物：176〜177頁） 昭和12年建設 曙2条3丁目に現存する住宅です。本には”垣根の向こうに棟を高くした切妻屋根、妻側を正面とした、均整のとれた洋風建築”とかかれ、ライト建築と有機的空間の表現という表題が付いています。明治後期の開拓ま…

（あさひかわの建物：172〜173頁） 昭和8年建設 5条16丁目の住宅です。現在でも「岡田」の表札がかかっています。この辺界隈は邸宅と呼ばれる規模の住宅が多かったようです。表題には洗練された洋風意匠の邸宅と書いてあります。この家は、建物全体が洋風化…

（あさひかわの建物：166〜167頁） 昭和2年建設 6条13丁目の角の建物です。ここは前に紹介した旧松岡木材事務所棟の横に建っています。表題には洗練された和風住宅と洋風棟と書かれています。木造建築の洗練さと細やかさ、そして伝統的な意匠を示していると…

（あさひかわの建物：144〜145頁） 明治後期より建設 曙1条1丁目のキッコーニホンの工場です。上の写真は木造事務所棟です。この事務所棟は伝統的な木造建築の落ち着きを見せています。当時はこの周りに、煉瓦造、石造の工場、倉庫群がたくさんあったようで…

（あさひかわの建物：138〜139頁） 大正3年建設 南4条20丁目の合同酒精株式会社の敷地内にある建物です。本の表記は焼酎の砦 レンガタワーと書かれています。 この煉瓦タワーは5階建ての洋風建築で、旭川で他に見られない特別な建物です。この外観が蒸留棟と…

（あさひかわの建物：132〜133頁） 明治32年以降建設 宮下通17丁目の、有名な高砂酒造です。ここは明治32年からあるんですね〜。最初の写真のところは現在、売店のようになっていますね。2枚目の写真は工場棟です。ここも外観は改装されていると思いますが昔…

（あさひかわの建物：58〜59頁） 昭和2年落成 ここは大正14年から昭和2年に渡る大工事で完成したところなんだそうです。 伝統的な寺院建築としての風格が醸しだされています。 このお寺の最も伝統性を主張しているのは階裳（もこし）と呼ばれる主屋の軒下を…

（あさひかわの建物：36〜37頁） 明治34年建設 現在は旭川彫刻美術館（旧偕行社）の横にあります。 ここは、竹村病院の玄関を飾る塔屋として登場、尼僧の壁面と録面の屋根によって交際されている姿はとても美しいです。どこからみても建物の顔としての表情が…

（あさひかわの建物：32〜33頁） 明治35年建設 現在の旭川彫刻美術館で、以前は旭川郷土博物館でした。 明治28年〜29年の日清戦争勝利のとき、旭川では軍隊の設置がはじまり、屯田兵をもって臨時の第7師団とし、同29年には屯田兵司令部を同師団司令部として…

（あさひかわの建物：38〜39頁） 明治26年建設 現在永山3条19丁目の永山市民交流センターの敷地内にあります。ここは明治24年に屯田兵が永山に入植した際に、社会的生活を支えるために建てられた役場で、旭川最古の庁舎建築だそうです。大正10年まで庁舎とし…

（あさひかわの建物：130〜131頁） 明治40年代以降建設 5条13丁目の倉庫群でいまでも現存しています。本には石造り倉庫群の街並と記述されています。ここの歴史は明治40年代から歴史があります。2番目の写真は事務所兼住宅の建物で、この倉庫群の中で唯一柔…

（あさひかわの建物：124〜125頁） 昭和6年建設 1条5丁目の市場です。ここは木造2階建で、正面はモルタル壁でパラペットが垂直に伸びています（と記載されています。なんのこと？）正面外観は開口部の形の楽しさが見られ最上部の丸窓、隅部の窓そして2層目の…

（あさひかわの建物：124〜125頁） 昭和5年建設 1条1丁目の市場です。ここは「日赤病院に関係した人は忘れられない建物」と書かれています。ここの建物は遠くから眺めると、上部の凸部分がドイツ軍のヘルメットを連想させると記述されています。いまでもちゃ…

（あさひかわの建物：122〜123頁） 昭和5年建設 2条8丁目の市場でいまでもお店が入って営業していますね。ここは切妻屋根の単純な形をして、中通までずっと続いています。 上の「上西」、「魚 今津」という看板はこの本が作られた昭和61年からずっとあるよう…

（あさひかわの建物：116〜117頁） 大将7年建設 銀座商店街の市場ですね。この本には旭川の台所 庶民の世界と書かれていて、ここは旭川のアメ横だと言っています。大正末から昭和初期にかけて旭川市内には突然のごとく十数棟の公設市場が建てられたそうです…

（あさひかわの建物：110〜111頁） 昭和2年建設 3条13丁目にある建物です。ドイツのお城のような建物と記載され、あさひかわの建物では西欧の城郭建築に似た世界と記されています。 ここはもともと菓子店で、建主は上京しては新しい菓子を手がけ、中央から講…

（あさひかわの建物：108〜109頁） 昭和2年建設 神楽4条3丁目に現存する建物です。もともとは伊田商店として神楽の中心街に建っていて、多くの人の出会いの場であったようです。食堂、貸席、お酒もおく建物で、役場での用事を終えてうどんを食べる楽しさがあ…

（あさひかわの建物：102〜103頁） 大正8年建設 買物公園2条7丁目にある建物です。現在はテナントビルになっています。あさひかわの建物では柱頭飾りと弧を描くペジメントという表題が付いています。ここは大正8年に大橋時計店の主が作ったところで、当時と…

（あさひかわの建物：98〜99頁） 大正中期建設昭和61年には「靴とバック 赤松」というお店で3条8丁目の買物公園にあった建物です。とてもユニークな形で、小山半五郎という方が施工されたようです。いまはカラオケ屋さんになっています。しかし、形は当時の…

（あさひかわの建物：92〜93頁） 大正初期2棟建設・昭和29年大規模改築（2棟結合） 5条11丁目にある建物です。 明治以降の西欧文化導入時、デザイナーという職業が伝わり洋風建築づくりが始まったとされています。この建物は、東京帝国ホテルの設計工事に関…

（あさひかわの建物：90〜91頁） 昭和26年建設 1条5丁目にある建物です。あさひかわの建物のなかでは、石造りの事務所建築と表現されています。ここは、奥の倉庫を解体して、その石材を使用してつくった事務所なんだそうです。この石材は札幌および美瑛産の…

（あさひかわの建物：104〜105頁） 大正13年頃建設 常盤通2丁目、ロータリーの近くのお菓子やさん、むらこしです。先日閉店してしまいました。現在は内装をなおしていて、たしかまた駄菓子やさんだかお菓子やさん系になるようですね。 もともとはここは製粉…

（あさひかわの建物：88〜89頁） 昭和12年建設 6条13丁目にある建物です。あさひかわの建物には中心のズレた開口部・窓と玄関と書いてあります。当時壁面は茶褐色であったようです。 組積造という石等を積み上げる建物では、開口部を作ることが難しく、また…

（あさひかわの建築：62〜63頁） 昭和4年建設 ここは、現在は「純和風旅館 時屋」というところの隣（2条通9丁目）にあるところです。あさひかわの建築には数寄屋風棟とグリーンの館と表題されています。もともとは明治38年に木造2階縦奥棟というところが建設…

（あさひかわの建物：52〜53頁） 大正4年頃建設 ここは9条11丁目にある建築で、旭川で現存する代表的石造建築なんだそうです。 「あさひかわの建物」には表情の豊かな石造建築と再利用という表題が付いているように、初期は事務所建築だったようです。 ここ…

（あさひかわの建物：152〜153頁） 昭和初期建設 5条11丁目にある、現在は旭川調理師専門学校のところです。実は「あさひかわの建物」のなかには”北海道ドレスメーカー学院旭川分院旭川調理専修学校”と書いてあるのですが、本文中には調理専修学校のことはな…

（あさひかわの建物：50〜51頁） 大正2年頃建設現大雪地ビールのところにある建物です。「あさひかわの建物」の中では小規模な洗練された西欧の世界と記されています。 このあたりは昔は物資流通の根拠地で、ここはその代表的な建物ということです。 もとも…

（あさひかわの建物：40〜41頁） 最古の国鉄煉瓦施設の表情というタイトルで始まります。旧北海道鉄道部旭川工場です。 建設は明治32年とされています。 木機工場だったということですが、木機工場ってなんでしょうね？。 こちらの建物も同様に木機工場だっ…

（あさひかわの建物：30〜31頁） 明治19年（1886年）に建設された旭川市内最古の現存する建物といわれています。 昭和41年に市の文化財にも指定されているようです。旭川市のホームページにも解説があります。 現在は旭川市神居１条１丁目１番30号に存在しま…