Bourgogne Pinot Noir Philippe Pacalet 2010

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セパージュ:ピノ・ノワール100%

金沢マル源酒店より購入。3980円。
2012年3月3日抜栓。コルクにはパカレのマーク、名前、Vintageが刻印されていました。やや細いな、という印象のコルクです。液漏れはありません。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。色は結構薄めのルビーパープル。紫色のニュアンスがちょっと強い感じでなんとなくヌーヴォ的な色合いです。脚は中等度。香りは最初は、やや枯葉のような、キノコのような香りがしましたが、すぐに、その横から甘〜いベリー系の香りがしてきました。徐々にこれらの香りが混ざり合います。スワリングでキノコ香、腐葉土の香りが増してくるような感じ。最初の甘い香りはガメイの香りかと思ったくらいですが、時間と共に、今度は甘さに複雑さが出てきました。なかなかの良い香りです。やはり全体的にはベリー甘味が主だと思います。酸性を思わせるような香りはあまりありません。娘さんは、パンナコッタ、ブルーベリー、チーズの香りと言っていました。すげぇ〜、そう言われて、そちらのほうが的確な表現だと思いました。口に含むと、なんとも言えぬ心地良い甘さがサッと口の中に広がり、その後にすこし酸味が感じられます。タンニンは極めて滑らかですが、しっかりとその存在を主張している感じ。その後、喉に流れていくときに、透明なニュアンスを感じます。あら、これは飲みやすい。時間と共に味わいに落ち着きが出てきて、ただのぶどうジュースとは違う飲み物になって来ました。最初はあまり感じられなかった酸味が、程よく甘さにアクセントを付けるようになりました。全体的に雑味を感じますが、これは美味しいACブルだと思います。さらに時間が経過すると、おやおや、村名クラスのピノによく感じる、後口の甘さが出てきました。2日目は少ししか残っていませんでしたが、それでも香りよく、大地香がでています。すこし酸味が強くなりますが、しっかりとした力強い味わいで美味しくいただけました。