Savigny les Beaune Emmanuel Rouget 1998

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セパージュ:ピノ・ノワール100%
ゆはらにてオークションで落札。6253円。

2012年3月30日抜栓。コルクにはワイン名、Vintageが刻印されていました。6割くらいうすーく染みていましたが液漏れはしていません。コルクの匂いは大丈夫です。抜栓してから30分くらいおいておきました。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用しました。色は比較的薄いルビー。綺麗な色合いです。脚は中等度の粘調度。注いだ時にはあまり香りが溢れてこなかったので、グラスに注いでから10分くらい放置。香りは、最初きのこ、土の仄かな香りがしましたが、その後ベリーの甘い香りが漂って来ました。娘さんは最初、大根の煮物に昆布ポン酢をつけた匂いと言っていました。すっとするようなハーブのニュアンスも感じます。スワリングで、そんなに変わりませんが香りのなかのハーブの要素が強まる印象です。その後、娘さんは酒精綿の匂いがすると言っていました。さらに時間が経過するうちに、あずきを炊いた時の甘い香りを少し感じます。とにかく甘い香りだ。良い香り。すこしグラスから鼻を遠ざけて香りを嗅ぐと、バラの香りがしてきます。味わいは、最初、とても上品な程よい酸が現れます。そしてベリーの甘さが、全然強くはないんですがほのかに舌の上に流れます。これは上品で美味しい。後口にすっとミントのような味わいをほんの少し感じます。喉を流れた後、じわじわとアフタが上ってきます。そんなに色んな味わいが複雑に絡み合っているという感じはしませんが、とてもピュアで、悪く言うと飲みやすい、よく言うと綺麗な呑口のワインです。だんだんバニラ香も混ざってきました。タンニンは全然とんがってなく溶け込んでいます。渋さは全くありません。時間と共にピノのジャミーなニュアンスが出てきます。力強さはなく、そんなに女性的でもありませんが、どちらかというと優しい感じのワイン。これは、いま調度いい時期なんじゃないだろうか。ただ、2日目は、酒質がおちるというか、ぼやけた味わいになってしまいました。