Bourgogne Blanc Cuvee Famille Hudelot Baillet 2012

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セパージュ:ピノ・ブラン100%
ウメムラより購入。5,356円。
 
抜栓日:2015年8月1日
インポーター:ヌーヴェル・セレクション
コルク:Vintage、Wine名、Domain名が刻印されています。46mm
液漏れ:ない様子
グラス:リーデルブルゴーニュタイプを使用しました。
 
色:比較的濃い目のイエロー〜山吹色。輝きあり
ディスク:中等度の暑さ
脚:結構な粘性を感じます。一本の脚の太さが太い!
 
香り:最初、ややS系の香りがあるも、ほどなく飛びました。樽香なのか、バニラ香的な、しかし、そこにハーブのニュアンスもあり、ほんのりとスモーキーなニュアンスもある。じょじょに、洋梨、トロピカル系の香りが混ざってきます。娘さんは「バターを塗ったトーストを焼いた時の匂い」と表現していました。ミネラル感の方向性が石灰質的というよりもヨード的なニュアンスを感じる香り。蜜っぽいニュアンスもありますが、端正なバランスの香り。さらにちょっと温度が上がって、これをBlancだという先入観を消して香りを見ると、どことなくベリーの果実香をほんのりと感じ、ピノ・ノワールの親戚的なニュアンスはここらへんにあるのかな?と一人悦に入ってしまいました。そしてスワリングすると、ここにスモーキなニュアンスが再度現れるといった感じです。
 
味わい:最初、口当たりが結構な濃厚さを感じます。すこし酸化的なニュアンスがあります。酸は思いほのか穏やか。ほんのりとした苦味を後口に若干感じます。酸が穏やかなせいもあるのか、味わいに濃厚さを感じ、トロピカルフルーツ感があって、密度の濃い構成になっていると思います。もう少し温度を低く始めればよかったかな。2013とはまた違った印象にも感じましたが、目の詰まった味わいに共通点をみました。濃厚なのに飲まささるワインといったところでしょうか。さらに時間を置くと、さきほど穏やかな酸だと思っていたのに、徐々に乳酸系の穏やかだけれどもしっかりとした酸に変化してきました。
欲を言えば、もうすこし酸がしっかりしていると、もっと良かったと思いますが、このキュベ・ファミーユ2012、今がピークなんじゃないかと思います。

2日目、全体的に穏やかな味わいの方向にシフトしていますが、昨日よりも酸が主張してきていて、美味しくいただけます。