Mazoyeres Chambertin Grand Cru Camus Peres Fils 1999

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セパージュ:ピノ・ノアール100%

葡萄酒蔵ゆはらより購入。6300円。
2010年5月22日抜栓。娘さんの発表会があり、家に帰ってきて、娘さんから「お祝いだー、良いワイン開けていいよ」と言われたため抜栓しました。コルクは通常のコルクで液漏れの様子などはありません。そんなに長くないコルクです。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。アルコール度数13度。グラスに注ぐと、ベリー系の香りがすでに溢れでてきます。色はルビー色。比較的薄い色でした。しかし、とても上品な色です。また、結構澱がおおく、この澱がまた細かい澱です。最初グラスに3杯つぎましたが、その後グラスを立てると、それまで寝かせてあったボトルの下底に溜まっていた澱が混ざってしまいました。グラスを斜めにしてエッジを確認すると非常に薄くなっているのがわかりました。脚は結構しっかりした長い脚です。そのままボトルを立てておきました。最初の香りは、杏、ラズベリーの香り。その後なめし皮、腐葉土の香りが出てきました。まだまだ青野菜の香りもほのかに残っています。スワリングにより適度な酸味の香りと、杏、ラズベリーの香りが前面にでてきます。口に含むとそれらのニュアンスの味が口の中に広がります。また適度な酸味がまだまだしっかりと残っています。とても心地よい酸味です。タンニンはもうほとんどなじんでしまっていますが、タンニンそのものはしっかりと根をはってワインの中に存在している、そんなニュアンスでした。なかなかパワフルなワインだと思いました。10年熟成ですが、味わいはとってもしっかりとしていて、ラベルのVintageに偽りなしいったところでしょうか。さすがにチカラ強すぎて、ってニュアンスはありませんが、「おぉ、これ、きっと若いときにはガッシリとしたワインだったんだろうな。」と思わせるものでした。2杯目をグラスに注ぐと流石に澱が混ざりグラスが濁ってしまいましたが、それでもさほど舌触りも変わらず美味しくいただけましたよ。あぁ〜、デカンタしておけばよかったな〜。