Bourgogne Rouge Emmanuel Rouget 2007

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セパージュ:ピノ・ノアール 100%

葡萄酒蔵ゆはらより購入。4725円。
2011年3月21日抜栓。コルクには2007とドメイン元詰の刻印はありました。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。グラスに注ぐと結構濃いガーネット色。最初ややくすんでいるかな?と思いましたが時間と共にとても透明感が出ています。2007年にしては濃い色だと思います。最初の香りはやや還元的。チェリー、ラズベリー、火打石の香り。そんなに香りは強くありません。スワリングによってカシス香がでてきます。時間と共に酵母香(トースト香)が合わさってきます。脚はほどほどです。アルコール度数は12.5%。しかしアルコール度はあまり感じません。口にふくむと、なんともベリー系の果実の甘みがふわぁ〜っと口の中に広がります。そんなに強い広がりはありませんが、結構緻密な感じ。ミネラル感もそこそこあって、タンニンは舌に殆ど感じない。とっても美味しい。最初アフターはあまり感じませんが、徐々に喉を流れていった後に鼻の奥にすぅーっと果実味が上ってきます。ACブルとしては雑味がなく、けっこうピュアな感じで、村名ワインと言っても全然信じちゃいますね。思ったほど香りはたたないと思いますが、30分ほど経つと口に含んだときに、ストロベリーやアメリカンチェリーの甘さがぐっと口の中に広がる、とっても気持を幸せにしてくれる味です。時間と共にピノの酸味がちょっとばかりでてきますが、この酸味、とってもピュアで果実味の中に溶け込んでいます。いやーこれはぐびぐびと言ってしまうなー。'04は飲んだことがありますが、この時は酸味が少し強いなと思ったくらいでそんなに印象に残んなかったんですが、この'07はACブルのランクとしては美味いなーと思います。'04は全体的にバラバラという印象があったのですが、この'07は、全体的にまとまっているとおもいます。1時間ほどするとグラスから徐々に果実香があふれるようになってきました。
娘さんは梅の匂いがすると言っています。これは、香りの中の酸味を表していると思います。味の中にもややカラメル、スモークのニュアンスが加わってきました。