Chateau Lagrange 1989

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニョン64.8%、メルロ27.9%、プティ・ヴェルド7.3%
2011年5月4日抜栓。コルクは比較的長いコルクでVintageとシャトー名が刻印されていました。コルク上部まで色が染みていましたが、液漏れの様子はありませんでした。澱をとるためにデカンタージュしました。デカンタしている最中からブルーベリーの香りがそこら中漂ってきて良いワインであることを予想させました。グラスはリーデルボルドータイプを使用。グラスに注ぐと色はまだまだガーネット色が強いです。さすがにエッジは薄くなっていましたが濁りのない色です。が、濃い色をしています。最初、香りに土のニュアンスが強く感じられましたが、時間が経つに連れ、ブルーベリー、アメリカンチェリー、カシスの香りが感じられます。スワリングによりバジル、ミントを思わせる香りが加わってきます。何時までも嗅いでいたい香の部類に入ると思います。脚はやや粘稠度の高い感じ。口にふくむと、最初にグスベリの甘さ、ブルーベリーの甘みを感じました。タンニンはまだしっかりとそこに存在していますが、全然渋いことはなく、むしろワイン全体にアクセントをもたらしています。徐々に温度があがるとストロベリー系の甘みがドーンと前面に現れます。アフターも長くはありませんが、鼻の奥に通るような感じで、とても心地良いです。22年前のワインですが非常にパワフルで美味しいワインになっていると思います。サントリーやるな!