Bourgogne cuvee du Pinson Ponsot 2008

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セパージュ:ピノ・ノワール100%

優心美酒SHIMURAにて購入。3780円。
2011年7月6日抜栓。本当はもう少し寝かせておくつもりだったのですが、思わず開けてしまいました。コルクは合成コルクで、なにか特殊な構造をしています。もういっかい入れようとしてみましたが入りませんでした。

抜栓後に土の香りがほのかに漂ってきました。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。色は透明感のある比較的濃いガーネット色。きれいな色合いです。低い温度でグラスに注ぎましたが、のっけから腐葉土、きのこ、酵母の香り。娘さんは納豆の匂いと言っていました。温度が上がるに連れてブラックペッパーのニュアンスが加わり、鼻の奥にツーンとあがってきます。不快な匂いではありません。とても特徴的な香り。その奥のほうにベリー系の香りをほのかに感じることが出来ます。スワリングによってもあまり香りの要素はかわりません。脚は比較的粘稠度のあるものです。口に入れると、最初にアメリカンチェリーのような甘さを感じますが、少し尖った酸味が次に前面にでてきます。タンニンは結構感じます。ちょっと舌に刺さるような感じのタンニンで一体感は感じられません。温度が低い時には単調な味わいでしたが、温度が上がるに連れて徐々に複雑味を増してきました。ピュアーさはあまりありませんが、いろいろな要素が含まれる、独特のピノ・ノアールといった印象です。あと3年くらいおいておいたほうがよかったかもしれません。奥さんは味が単調でよくわからない、と言っていましたがけっこう通好みのACブルだと思います。SHIMURAさんでは、購入したときに、『今飲むのなら’06をおすすめします』と言われました。でも、いまでも十分楽しむことができますね。うまいですよ。