山崎邸

(あさひかわの建物:176〜177頁)

昭和12年建設
曙2条3丁目に現存する住宅です。本には”垣根の向こうに棟を高くした切妻屋根、妻側を正面とした、均整のとれた洋風建築”とかかれ、ライト建築と有機的空間の表現という表題が付いています。明治後期の開拓まもない頃は、この地区は旭川で最初の遊郭の世界となったそうですが、昭和初期では、周囲に田畑が広がり、今日見られるような建築群はみられなかったようです。そんなところにこんなモダンな建物ですから当時は目立ったでしょうね。いまは、かなり綺麗な装いですので改築されているでしょうし、垣根も綺麗になっています。しかしその面影はしっかりと残されています。