Chateau Magdelain 2006

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セパージュ:メルロー90%、カベルネ・フラン10%
 
アーベンワインショップよりオークションで購入。7000円。
抜栓日:2013年2月12日
コルク:AOC、ワイン名、Vintageがちゃんと刻印されています。液漏れありません。異臭なく、コルクの甘い匂いがしました。
グラス:リーデルボルドータイプを使用。

色:比較的濃いガーネット。思いの外落ち着いちゃっている色合いです。エッジはしっかりとしています。
脚:細い脚がつぅ〜っと流れていきます。ディスクはそこそこ厚みを持っています。

香り:ちょっと温度低めで抜栓。最初、水っぽい感じ(娘さんも同意見でした)でしたが、徐々に香りがしてきます。ファーストインプレッションはひのき、杉といった香り。その奥にカシス、ブラックベリーの香りがして来ました。スワリングで青野菜っぽい香り、グスベリの香りが合わさってきます。温度が上がってくると徐々に、コーヒー、カカオの香りがしてきて、結構重厚な香りになって来ました。なかなかもって良い香り。この時点で娘さんはひとこと「チョコ」と言っていました。抜栓後1時間半くらいでグラスから、カカオ、杉の香りが溢れてきます。そしてグラスに鼻を近づけると、カカオの割合の多いチョコの香りが鼻にず〜んと入ってきます。

タンニン:タンニンは程よい強さでアタックしてきます。歯茎で感じるタンニンは若干の渋みしか感じません。
味:最初の一口はタンニンのアタックとともに黒ぶどうの果実味がとても良い感じで舌の上を流れていきました。比較的長い余韻で面白いです。時間とともに味わいに濃厚な感じが現れ、ここにほどよい酸が絡んできて、飲み飽きしない味わいになってきます。ミネラルもちゃんと感じます。色で表すと茶色と黒を混ぜたような味わいで、食事とともに飲んでも、ワイン単独で飲んでもどちらでもいけちゃいます。今からがちょうどいい感じにはいったんじゃないでしょうか。まだしばらく熟成すると思われます。香りが開いてからの味わいは、メルロー主体のワインだなぁ〜という感じがします。でも決して野暮ったくなく、カベルネ・フランの青臭さが芯を通しているっていう感じでしょうか。抜栓後2時間ほどで、味わいかなり深いものになって来ました。これ、うまいわ!
半分残して明日へ。
2日目、昨日よりもビター感が増しています。カカオの味わい、ほぼニュアンスは昨日と変わらずとても美味しいです。
にしても、このワイン、全然澱がない。