MAGMA 3 IGT Sicilia Rosso Barbabecchi Soprana Frank Cornelissen 2003

http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-859.html

セパージュ:2003年産のネレッロ マスカレーゼ


抜栓日:2013年2月15日
コルク:MAGMA ROSSOと刻印されています。液漏れありません。異臭なし。結構長めのコルク(54mm)でした。
グラス:リーデルブルゴーニュタイプを使用。


澱が結構凄いです


色:かなり薄めのガーネット。ほんのちょっとだけ褐色入っています。ややエッジ薄い。
脚:結構粘調度のある脚。ディスクはそこそこ厚みを持っています。


香り:第一印象はバナナ。娘さんは「スイカのちょっと悪くなった奴」と。うん、そっちのほうが近いかも。その後にハーブ、杏の香り。そして、徐々になにか懐かしい香りになって来ました。あぁ〜これはたくあんだ。塩麹というか、そんな感じの香りです。さらに時間が過ぎると、なんと麹臭さが抜け、フランボワーズ、香水、ジャスミンの香りがしてくるではありませんか。おぉ、やるなこのワイン。


タンニン:意外としっかり目のタンニン。歯茎にもぺたっとくっつく感じです。
味:なんていうか、初めて飲んだ味わい。やや微発泡。とても野性的な味わいですが、意外と伸びる酸としっかりしたタンニンで、ほんとにすぅ〜っと喉に流れていきます。腐葉土、きのこ出汁のニュアンスあり。また、乳酸なのか、ヨーグルトを思わせるような酸を感じます。後口に柑橘系の味わいがのこり、アフタは意外とながめ。香りと一緒に味わいにもたくあんのニュアンスが表れました。決して臭いわけではありません。また、そのなかにマスカットのような甘い要素も味わうことができます。さらに香りが変化してからの味わいも楽しい気持ちにしてくれる味わいで、ちょっと口の中に刺激的な麺もありますが、ココア的な味わいも混ざってきて、とても面白いワインだと思います。ペペロンチーノとかに合いそう。更に時間が経つと、今度は酸がとても際立ってきてちょっと酸っぱいくらいになって来ました。
2日目、さほど前日と変わらず。最初たくあん?と思ったけど思いの外果実感じがあったりと、變化自在。色合いはこコカ・コーラ様になっていました。