Fleurie Laboure Roi 1996

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セパージュ:ガメイ 100%
 
抜栓日:2013年4月18日
コルク:汎用コルク
液漏れ:液漏れなし。染みほとんどなし。
グラス:オープンナップ・ユニバーサルテイスティング40タイプを使用。

澱結構あるのでデカンタしました。

色:結構薄めのルビー。ほんのりと褐色が混ざった感じ。時間とともにちょっとずつ濃くなっていくような感じでした。
エッジ:ややオレンジ調。
脚:粘調度はほどよくあります。
ディスク:あまり厚みなし。
香り:抜栓時、ほんのりと花の香り。グラスに注ぐと、すみれの香り、金柑の香りがほのかにします。娘さんはけんもほろろ「地下室の匂い」でした。最初のうちはややそんな印象もありますが、徐々に薄れて来ました。けっこういい、やさしい香りです。そして甘めの香りがします。

タンニン:渋くはありませんが、歯茎にはタンニンがしっかりと感じられます。
 
味:全体の印象としては、薄い味わい、というのがファーストインプレッション。酸はさほど感じず、果実味がかすかに感じられます。複雑さはなく、後口には苦味が若干残ります。口当たりはとても素直でスムーズ。昨日のMoulin-a-Ventよりも飲み口がいいです。Vintageの差なんでしょうか? 1時間30分くらいして若干温度が上がってくると、味わいに甘味が出て来ました。また酸もちょっと主張してきてこれがいいアクセントになっています。そのあと、ちょっと鉄っぽい酸化状態になったかな?と思いましたが、さらに甘酸っぱいチェリーのようなニュアンスに味わいが変化し、なるほど、ちょっとだけピノ・ノワールを思わせるような味わいに変化してきたかもしれません。この位の時間で味わいが開いてきたってことですね。17年のGamayが素晴らしいのか、作り手の力によるのか・・・
これも勉強になります。