今日はダイニング・プティ・ヴィラージュでワイン会でした。ダイニング・プティ・ヴィラージュに関してはこちらとこちらをご覧ください。
ワイン会のワインはこんな面々
テーマは「日本になにかしら関係のあるワイン」ということにしました。
料理の面々
左側:前菜 新玉ねぎのポタージュ、パプリカのムース・カニとジュレ添え、白身魚のカルパッチョ、グレープフルーツのソース、海老のフリッタ
シャトー・メルシャン 甲州きいろ香とのマリアージュがばっちりでした。
右側:オマールのアメリケーヌソース
ル・デューモン ムルソーと合わせましたが、アメリケーヌソースとムルソーのマリアージュがとても良かったです。
左側:ブレス鶏、江丹別のブルーチーズソース
これもムルソーと合わせましたが、この頃になると、ムルソーが開いてきて、 江丹別の青いチーズのソーズとムルソーのバターなニュアンスのマリアージュがとても良かったです。
右側:十勝ブランド牛の牛テールの赤ワイン煮
シャトー・ラグランジュのとの相性はバッチリ。
ソースの赤ワインにはボルドーのワインを使っていて、マリアージュがバッチリな理由が分かりました。
デザート:メロンのデザート、スープ仕立て。フランスフロマージュ。
デザートはメロンがメインのものでしたが、ホルフェ。オルドネス・ヴィクトリア No2の甘さに勝てるのかな?と思いましたが、ほんとドンピシャのマリアージュで、とても粋な一品でした
こんな印象でした。
では、ワインを紹介します。
まず最初に出したのは、とても暑かったせいもあり、シャンパーニュよりイネディット(ビール)を出しました。イネディットに関してはこちらをご参照ください。
甲州きいろ香 2012
http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-986.html
セパージュ:甲州100%
抜栓日:2013年7月8日
色合いはとても薄いレモン色。やや暗かったら色ついていない無色透明といってもいいかも。やっぱり、ライムやグレープフルーツの皮の香り。少し時間が経つと、かぼすとかの柑橘系の香り。飲みくちは、甘ったるくなく、言ってしまえばシャープ、悪く言うと素朴な舌触りの柑橘系。このワインのいいところは、ほのかな甘味は感じるが決して甘ったるくなく、上品な酸をもっているところ。前菜との相性はバッチリでした。
Meursault Lou Dumont 2009
http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-996.html
セパージュ:シャルドネ100%
抜栓日:2013年7月8日
コルクには、メゾン名、ワイン名、Vintageが刻印。液漏れなし。
最初、ちょっとばかり還元香があったが、途中で飛んでしまった。味わいは濃厚であるが、あまりナッティーなニュアンスはなく、どちらかというとオイリーな、バターのようなニュアンスが全体を締めていた。しかし、時間が経つと、オイリーな部分はより強調され、ミネラル感もそこそこの除隊になりました。これまた、オマールのアメリケーヌと合わせましたが、最初ソースが勝るかな?と思ったのですが、なにをなにを、とってもよいマリアージュで、ムルソーの力を再認識しました。その後、時間がたって全体的にワインに力が入ってきた所で、ブルーチーズソースのブレス鶏でしたが、これもソースとムルソー、ブレス鶏とムルソーのマリアージュがとてもよかったです。
Chateau Lagrange 2003
http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-987.html
セパージュカベルネ・ソーヴィニョン57%、メルロ33%、プティ・ヴェルド10%
抜栓日:2013年7月8日
コルクには、ワイン名、Vintageが刻印。液漏れなし。
デカンタージュしました。
色合いはけっこう深い色合いのルビーガーネット。脚もしっかりとしていた。香りは、カシス、ミント系ハーブの香り。非常にマイルドで、思った以上に柔らかい香り。タンニンはとても溶け込んでいて歯茎にもさほど刺激にならない、シルキーなタンニン。Vintageから思ったほど濃い味わいではなく、ミディアムボディーで美味しい。アフタもそこそこ感じられ、ちょうどいい頃合いの飲み頃と思います。牛テールの赤ワイン煮とのマリアージュもとてもよいものでした。
Jorge Ordonez Victoria 2 2011
http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-929.html
セパージュ:モスカテル・デ・アレハンドリア 100%
抜栓日:2013年7月8日
色合いはかなり薄めの黄色。粘調度が半端ない。
のっけから、マスカット、青りんごの香り。とにかく白ブドウジュースのニュアンス。しかし、ただ甘いだけじゃなくて上品な酸があり、甘さのバリエーションもかなり広がる感じの甘さ。
今日のメロンのスープ仕立てのデザートとは、メロンの甘さに、ワインが負けていなくて、どちらもお互いに味わいを高め合って、とても満足の行く味わいでした。
これで一応会は終わりでしたが、万が一足りない時用にもう一本用意していたワインを、ゲストがお帰りになってからお店の人と飲みました。
Yoichi Nobori Kyumura Pinot Noir Takahiko Soga 2011
http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-953.html
セパージュ:ピノ・ノワール100%
抜栓日:2013年7月8日
色合いはかなり薄めのルビー。全体的に濁った感じ。さほど還元的な香りはなく、もうのっけからフランボワーズ、ストロベリーの繊細な、素朴な、柔らかい香りが漂っていました。とてもフルーティーでフレッシュな香りで、気持ちが優しくなります。AssemblageやSans Soufre、Passetoutgrainに共通する素朴さがあります。例えて言うなら、大草原の小さな家のような感じ(笑)。味わいは、タンニンはマイルドで、気持ちのよい酸を感じ、ベリーの甘味がそのまま液体の中に溶けて詰まっているようなそんな味わいです。最近飲んだワインで言うと、ドミニク・ローランのACブルのようなニュアンスでしょうか。なんか、飲んでいて心が落ち着くというかそんな感じがしました。これ、うまいなぁ〜。
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