Chateau Grand Mayne 1994

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セパージュ:メルロー75% カベルネフラン15% カベルネソーヴィニヨン10%
 
抜栓日:2014年8月30日
インポータ:ラック・コーポレーション
コルク:Chateau名、Vintageが刻印。49mm
液漏れ:コルクの半分くらいまで染みていましたが、液漏れはなし。
グラス:リーデルボルドータイプを使用。
 
色:かなり深めのルビー。中心部分は向こう側が見えません。艷やか。
エッジ:エッジにはほんの少しオレンジがかった色合いが見えますが、しっかりと色がついています。
脚:中等度の粘調度。
 
香り:グラスに注いだ直後には、枯れ葉的な、下草的な香りが支配的でした。還元香はほとんどなし。少し時間を置くと、カシス、ブラックベリーの香り。肉のニュアンス。金属っぽい香りがします。スワリングで黒果実の香りを感じます。時間とともに、樽から来ると思われるようなロースト香、ほんのりヴァニラっぽい香りがしてきました。さらに時間経過で、樽由来の香りはあまりしなくなってきて、酸を思わせるような香りに変化しています。
 
タンニン:けっこうしっかとしたタンニン。いまだ歯茎にやや渋味を感じるくらいの力強さです。全体的にタンニンは強めですが、円やかな感じ。後口に、ほんの少しだけ苦味を感じます。
 
味:酸は落ち着いていて、土っぽさ、下草っぽさといった熟成したニュアンスと、熟れた黒果実の味わいが混ざり合っていますが、全体を通して力強い味わいだとおもいます。タンニンのせいか、後口にほんの少しだけ渋味はありますが、なかなか余韻がながく、また、鉄分っぽいニュアンスをほんの少しだけ感じます。ミネラル感もなかなか豊富。思っていたような、カカオのニュアンスが無く、熟成って難しいのヒトコトだなぁ〜と痛感しました。