Sogrape Reserva Douro 1995

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セパージュ:トゥリガ・ナショナル
実家のセラーにあったもの。

抜栓日:2015年1月11日
インポータ:サントリー
コルク:結構短いサイズのコルク。
液漏れ:なし。染みほぼなし。
グラス:シェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングを使用しました。

色:輝きのあるガーネット。熟成色に見えます。透明感あり。
エッジ:エッジから中心まで均一な色合いで、ガーネット
脚:なかなか粘調度を感じさせる脚。

香り:抜栓している最中からプラム系の甘い香り。グラスに注ぎ、最初にはブルーベリージャムのようなきれいなイメージの香りで、すこしすると、プラムのコンポートのような甘い香り、それと、酸味を感じさせるニュアンスもあり。なかなかいい香り。びっくりしました。娘さんは「サンドイッチの野菜の匂い。でもいい匂いだよ」と言っていました。スワリングすると熟成香なのかスーボワ香を感じました。香り自体さほど強く香ってくるものではないので、こちらから探しに行かないとだめです。

タンニン:なかなかシルキーなタンニン。渋味はありません。

味わい:第一印象は、すこし酸化したニュアンスがありますが、プラムの甘味、酸はおだやかで、なかなかの華やかささえ感じる味わい。イチジクのジャムのような甘味もあります。味わいに厚みはありませんが、全体的にとてもバランスがいい。後味にはアルコール感を結構感じます。アルコール度数はエチケットに12.5%と書いてあります。程よく熟成している感もあり、しかもそのせいなのか、ぜんぜん重たくないのに、どこか重厚さを感じさせるつくり。こういうのもあるのか〜。勉強になる。
どこかのサイトに「ポートワインから甘味を抜いた感じ」と書いてありましたが、確かにそんなニュアンスあります。

【葡萄品種「トゥーリガ・ナショナル」について】
ポルトガル特有の土着品種で、優れたパフォーマンスを誇る葡萄品種の一つ。
この葡萄はポルトガル国内の4つの生産地域において、それぞれ異なるスタイルで表現されています。
内陸のヘビーで濃縮感のあるスタイル、標高の高い土地のアロマティックで長い余韻のスタイル、平地のアルコール度が高く柔らかで余韻の短いスタイル、大西洋地方のエレガントで軽やかなスタイル。