Trois de Valandraud 2009

http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-1143.html

セパージュ:メルロー65%、カベルネ・フラン30%、カベルネソーヴィニヨン&マルベック5%
うきうきワインの玉手箱より購入。4,704円
 
抜栓日:2015年1月30日
インポーター:ファインズ
コルク:サン・テミリオンとVintageの刻印あり
液漏れ:なし。染み殆どなし。乾燥しているわけでなくキツめのコルクだった
グラス:リーデルボルドータイプを使用。
 
温度16度から開始

色:輝きのあるガーネットルビー。ほんのりとガーネットが混ざっていて、程よい熟成を感じさせます。
エッジ:エッジはややガーネットが強く、中心は、向こう側にかざした指がほぼ見えない状態。
脚:なかなかの粘調度があります。

香り:プラム、ココアの香り。果実感がぷんぷん。それと同時にほんのりとしたロースト香を感じます。ブラックチェリー、ちょっとブラッディーなニュアンスを感じます。ほんのりと土のニュアンスもありますか。スワリングして少し置くと、暖めたインクのような香り、その奥にアプリコットジャムのような甘酸っぱい香りを感じます。探しに行くと、やや茎っぽいニュアンスがあるでしょうか。このへんがカベルネ・フランの要素なのかもしれません。樽香は、グラスの残り香を見てもそんなに樽々しさを感じませんでした。

タンニン:まだまだフレッシュ&パワフル。口の中が収斂するまではいきませんが、生き生きとした上質なタンニン。まだまだ5年位してからのほうが、このタンニンがこなれていいかもしれません。すこし脂っぽい料理と合わすなら今くらいでも十分イケます。

味わい:果実味が複雑で、香りの要素がぐんと詰まっているイメージ。酸は殊の外しっかりとしていてベットリ感があまりありません。全体的に熟した過日を連想させる味わい。アフタが思いの外長く感じられます。素直に美味しいと思える味わい。温度が上がってくると、味わいに丸みが出てきます。

二日目、カカオの要素が主張してきました。しかし、その中にマルベックっぽい甘酸っぱいニュアンスがしっかりとしてきています。また、保存はコルク+サランラップにしたのですが、やや酸化のニュアンスがいい意味で混ざり合った感じです。味わいは、さらに丸みを帯びた当ニュアンスで、昨日よりも農濃さがました感じさえしました。