Pinot Gris Maceration Fanny Elisabeth Julien Meyer 2015

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セパージュ:ピノ・グリ
銀座カーヴフジキよりセットで購入したうちの1本。3,480円くらい。
 
抜栓日:2017年6月22日
インポーター:ディオニ
栓:ガラス栓
液漏れ:なし
グラス:リーデルのオーヴァチュアを使用しました。
 
色:比較的色の付いた赤みを帯びたロゼ。薄くオレンジのニュアンスが入っています。弱冠の濁りあり。
ディスク:中程度の厚み
脚:脚は細いですが、そこそこ粘性を感じます。
 
香り:抜栓直後はオレンジ色の漬物の香り。かなりナチューレのニュアンスがつよくて、また、スモーキーなニュアンスと、グリ系の渋みを連想させるような香り。スワリングするとドライいちじくのような印象。オレンジペコの紅茶のようなニュアンス。あとは、やっぱり揮発酸なんだろうな〜。飲み手を選ぶタイプの香りの要素。
 
味わい:揮発酸の要素が程よい感じで全体に広がり、グリ特有の渋みがしっかりとあります。全体には丸い印象で、SO2無添加、ということで、そっち方面の要素は感じられます。やや塩気、というかミネラル感もあります。酸はしっかりとしている。
ワインだけで呑むとやや自然派の要素に引っ張られて、呑む人によっては「ん?」と思うところもあるかもしれません。しかし、このワインが本領を発揮するのは食事と合わせたときじゃないかと思います。たまたま、鰯の焼いたのと合わせたのですが、これがまた、鰯の油とスモーキーなニュアンスがドンピシャでした。アスパラのバター炒めも相性良かったです。イカの麹漬けとも、ほぼ大丈夫な相性。一番ビックリしたのは、ベストマリアージュではありませんが、鱒子と合わせてもさほど生臭くならないのです!いや〜びっくり。調子に乗って、卵かけご飯と合わせてみましたが、これまたバッチリの相性でした。醸し系のワインってのは、食事と合わせていただくものか、と認識を新たにしました。