Chambolle Musigny Juliette Chenu 1999

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セパージュ:ピノ・ノアール100%
ファインワインクラブより購入。5040円。2本買った。
2009年12月25日抜栓。コルクはしっかりしたもので、液漏れなし。抜栓直後はさほど瓶から香りはしません。リーデルブルゴーニュタイプのグラスに注ぐ。色はルビー色。非常に儚いが、全然枯れていない。しかし、エッジにはややオレンジの色が見られ、10年の時を感じさせます。決して濁っているわけではありませんが、ほんと儚い色。結構グラスの脚はしっかりとしています。最初の香りは、娘さんいわくラズベリー、チョコレート。果実味豊かですが、どこか寂しい感じもあります。その奥にやや樽香を感じます。すこしのなめし革のような香り。決して突出した香りはありません。が、心地よい香りです。口に含むと、ラズベリーの果実味、ピノ・ノアールの甘さがあります。タンニンは殆ど感じません。酸味も全然キツクなく、スルスル〜っと喉に入ってきます。しかし、その中には何とも言えない陰性の感じを見ることができます。徐々に香りがグラスから漏れてきますが決して強いことなくはかない香りです。単調といえば単調ですが、その中にも上品な複雑さを感じます。あまりアルコール感は強くありません。ただの村名ですが、10年の時を感じますし、とても美味しいです。こういうタイプのワイン、たまに飲まないとだめだなぁ〜と思いました。