Chateau Smith Haut Lafitte 1998

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニョン55%、メルロー35%、カベルネ・フラン10%

リカーショップヒラオカよりオークションで落札。6500円。送料などなどで8000円くらいになったけど。
2010年7月2日抜栓。コルクを抜く途中からベリー系の香りがほわ〜んと漂ってきました。コルクにはシャトー名とVintageがきちんと刻印されています。ボトル側から約1cmくらいまで色が付いていましたが、吹いたあとなど全くなし。異臭なし。コンディションとしてはとてもいいと思いました。Vintageが1998なので、バスケットに入れて抜栓し、デカンタに移しました。瓶には澱がびっしりと付いています。デカンタに注いだそばから果実臭がまわりにひろがります。デカンタージュしてすこししてから、リーデルボルドータイプのグラスに注ぎました。結構濃いガーネット色。とても綺麗で、向こう側はかろうじて見えますが、12年経ったものと考えると非常にフレッシュです。エッジもややオレンジのニュアンスが入っていますが、しっかりと保たれています。最初の香りは、ストロベリー、バナナのニュアンス(by 娘さん)。とても的確な表現です。しかし、それだけでなく、フレッシュさが溢れていきます。少〜しハーブ系のニュアンスはあるでしょうか。スワリングにより、その香りは非常に研ぎ澄まされた香りになりますが、ストロベリー、青野菜の香りがより鮮明になり、鼻の奥に張り付いたような感じです。徐々に杏、バニラのニュアンスが入ってきます。これは何時までも嗅いでいたいような香りです。スワリングの時にできる脚はしっかりとしてます。下に残るタンニンは決して渋さはなく、むしろタニックな感じはありません。非常にこなれた感じのタンニンで、シルキーで甘さを与えます。全体的には優しい印象が出てきます。アフターはそんなに強いわけではありませんが、そこそこ鼻の奥にあたってきます。こういうワインを飲むとボルドーもいいなぁ〜と思います。良いワインを飲まなくてはダメですね。