Chambertin Louis Trapet 1987

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2011年1月2日抜栓。コルクは結構染みていて、刻印がなんて書いてあるのかわかりません。24年の歳月を感じます。ビンの後ろには15500円と書いてありました。あまり記憶にはありませんが、サッポロファクトリーができたときにあったワイン屋さんで購入したものだと思います。おそらく液漏れは指定ないと思います。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。グラスに注いでみると、色は綺麗なガーネットルビー。やや褐色が混ざってきています。エッジは結構薄くなっています。脚はすごく繊細な滴となってグラスの縁を伝わってきます。グラスに注いだすぐにはさほど香りが立ちません。グラスに3杯注いだあとに、デカンタつかって澱が混ざらないようにしました。その時にはベリー系の優しい香りがデカンタから漂ってきました。ブラックベリー、ブルーベリーの香り。ミネラルも程良く感じています。少し時間が立ってくるとベリー系の香りがグラスから溢れてきます。スワリングによって香りに力強さが感じられます。腐葉土系の香りもあります。こんどはなめし革のニュアンスがすこしでてきます。24年とは思えないほどのフレッシュさも感じます。口にふくむと、ラズベリー系の味がすぅーっと口の中に入ってきますが、タンニンのインパクトが全然なく感じますが、その後の余韻が非常に長いです。ミネラルも非常に豊富に口の中に入ってきます。なかなかの酸味も感じます。全体的なインパクトはあまり感じず、ワイン自体のピークはすでに過ぎていると思われますが、それでもすごくピュアなワインであったことは容易に想像が出来ます。あと10年くらい早くに飲んでいればパワフルなワインだったのでしょう。しかし、これだけ時間がたっても飲むことが出来るなんてとっても素敵な飲み物だと思います。時間が立ってきて、温度が上がってくると、酸味の中に葡萄の甘さが感じられます。ワインってのは不思議な飲み物だなぁ〜。