Nuits Saint Georges TL Raillard 2005

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セパージュ:ピノ・ノワール100%

ワインショップフィッチにて購入。5000円。
2011年5月28日抜栓。コルクにはドメーヌ名、村名、Vintageが刻印されていました。液漏れはなし。抜栓後より若干ベリー系の香りが漂ってきました。最初、瓶を見たときにちょっと澱が待っていたので、リーデルブルゴーニュタイプのグラスにちょっと多めに4杯注いでしまいました。色はガーネットとルビーの間くらい。若干ルビー色の方に傾いているかな?05年ということでもっと濃い色を想像していましたが比較的薄めの色です。脚はまぁまぁの粘稠度。最初は、ラズベリーの香りと共に、腐葉土、土の香りがします。力強さを感じます。大地の香りという感じ。スワリングによってラズベリー、ブルーベリーといったベリー系の香りが前面に出てきます。その後に土系のニュアンスを持ったドシンとした香りが加わってきて、いい香りです。時間と共にこれらの香りが合わさって溢れてくるイメージとなります。口に含むとこれまた、ベリー果実の甘味が舌にのっかってきますね〜。繊細なジャミーな味がとても心地良いです。タンニンは殆ど感じません、というか丁度良く溶け込んでいます。時間が経つと、いちごの酸味のニュアンスが口の中にひろがります。このバランスがとってもよい。アフターは長くはありませんが上品な果実味が鼻孔に抜けていきます。抜栓後1時間くらい経つと、香りがどんどん広がってきました。味も温度が上がってきたせいもありますが甘味が際立ってきます。Nuits Saint Georgesは、自分としては力強いピノ、野生感のあるピノという印象ですが、このワインもそんなワイルドさを持っていますが、その中に優しさを感じるというか、繊細さを感じるワインだと思います。