Echezeaux 1999 Francois Lamarche

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セパージュ:ピノ・ノアール100%

荒井酒店より購入。12400円。購入したのを忘れていてウメムラより購入。10800円。一本を抜栓しています。
2011年8月13日抜栓。コルクにはドメイン名、畑名、Vintageが刻印されています。コルクの1/5までしか染まっていなくて、液漏れは全くありません。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。色はガーネットルビー。結構濃い色です。脚は結構はっきりとしています。香りはラズベリー、カカオ、ナツメグ腐葉土、焼なすび、酵母、きのこの香り。やや古臭いニュアンスを感じますが、いつまでも嗅いでいたい香りです。とても複雑な香り。スワリングによってベリー系の香りが前面にでてきます。時間と共に香りがグラスから飛び出てきます。さほどスパイシーさは感じません。香りだけで何時間も嗅いでいられます。味わいは、ひとことピュアです。最初ぜんぜん引っ掛かりがなく、口から喉に通りすぎて行ってしまいました。果実甘味があり、そこに適度な酸味が混ざり合っています。タンニンは殆ど感じなくてワイン全体に溶け込んでいます。さすがグランクリュ、雑味が全然ない。しかし時間たたってくると、味わい複雑ですが雑味なく、喉元を過ぎた後のアフタが微妙に鼻の奥に昇って行きます。温度が上昇すると主に、噛めばかむほど甘みが出てくる、みたいな感じになってきました。やや高めの温度のほうが味に複雑さが増してくる感じがします。こういうワインは本当に飲んでいて幸せな感じになります。