Chateau Mouton Rothschild 1992

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セパージュ:ソーヴィニヨン77%、メルロ11%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド2%
2012年1月2日抜栓。コルクにはChteau名、Vintageが刻印されています。コルクの8分目くらいまでワインが染みていました。液漏れの様子はありません。グラスはリーデルボルドータイプを使用。グラスに注ぐと色は比較的濃いルビー。しかしまだ中にガーネットの要素が残っています。最初やや褐色混ざっているように見えましたが、注いでいくうちに綺麗なルビーになって来ました。エッジはやや薄い。グラスの脚は比較的年長な感じ。香りはカシス、ハーブ、スワリングするとインキーな感じが加わってきます。娘さんは春巻きの匂いと言っていましたが、古さによるものなのか、皮の匂いも感じます。口に含むとやや強めの酸を最初に感じますがすぐに口の中に黒果実の味わいがグッと広がってきます。タンニンはちゃんと舌に残りますが決して渋くなくエレガントに溶け込んでいる感じです。時間と共に香りに深みが出てきました。アフタは結構果実甘味・グレープの要素が鼻の奥にすっと上がってきます。結構ながいアフタ。しかし、味わいは時間とともに、軽いニュアンスになってしまいました。おそらく、時間的にもうそのくらいの時期なんでしょう。あと3,4年前が最も良かったような気がします。しかし美味しいワインであることに変わりはありません。結構うまく熟成した古酒だと思います。