Pavillon Rouge du Chateau Margaux 1989

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン メルロ

2012年4月27日抜栓。結構コルク染みていてちょっと浮いているので液漏れあったと思います。コルクにはワイン名、Vintageが刻印されています。コルクの匂いはかび臭いにおいとかありませんでした。抜栓後瓶のまま30分ほど放置して、そのあと念のためデカンタしてみましたが、そんなに澱はありませんでした。グラスはリーデルボルドータイプを使用。色は非常に濃いルビー。エッジもしっかりとしていてまだまだ大丈夫な色です。脚も細めに流れてきますがしっかりとしています。デカンタ途中から非常に良い果実香がしてきました。デカンタ後さらに30分くらい放置。グラスに注ぐと、最初は甘い杏を思わせるような香りがしていました。グラスの香りを見ると、ブラックベリーアメリカンチェリーの香り。バニラ香もあります。赤肉の香りもありますね。液漏れニモマケズ、良い感じの熟成だと思います。スワリングでこれらの香りが広がりますが、ちょっと時間が立ってくるとやや香りが飛んだ印象がありました。娘さんは納豆、大豆、醤油の匂いといっていました。発酵というか熟成香を感じているんでしょうか。口に含むと、まず果実の甘さが口の中に広がります。タンニンは、ほとんど溶け込んでいますが、ワインにしっかりと力を与えている感じです。とにかく甘いし、濃厚でかなり凝縮されています。そこにインキーなニュアンスが合わさり、果実甘味の甘さとともに喉に流れていきます。これ、うまいな〜。アフタは、最初あまりないな〜とおもっていましたが、時間が立ってくると、じわ〜っと鼻の奥に抜けていきます。23年の月日がグラスの中に流れていますね〜。