Gevrey Chambertin Taupenot Merme 1988

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セパージュ:ピノ・ノワール100%

2012年5月27日抜栓。コルクにはとくにドメイン名やVintageなどは刻印されていません。半分くらいまで染みていましたが吹いた様子はありませんでした。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用しました。色はガーネットから褐色。エッジは薄いオレンジ色になっています。全体的には薄い色で、透明感・艶があります。脚は中等度の粘稠度。グラスに注いでから少しそのまま放置しておきました。香りは、のっけからブルーベリーの甘い香り。あまり熟成香というか、腐葉土の香りとか、木の香りとかしません。娘さんは、開口一番「温野菜の匂い」といいました。ママちゃんはインゲンの匂いと言っています。温野菜の甘い香り、確かにあります。その内に黒糖のような甘さも感じました。飲んでみると、もう、何も感じず、音もなくすーっと流れていきます。酸味もあまり感じず、ただただベリー系、イチゴジャム系の甘みがメインで、タンニンはほぼ完全に溶けきっています。力がないわけではありませんが全体的にはぼやけたイメージ。きっと昔、パワフルだったんだろうな〜というニュアンスは感じます。時間とともに、やや酸味が前面にでてきています。とにかく、残糖が多いのか、甘さが目立ちます。しかもスイスイ飲めてしまう。

このワインは、2010年10月にも開けていました。
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