Chambertin Cuvee Heritiers Latour Louis Latour 2001

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セパージュ:ピノ・ノワール100%

ゆはらよりオークションで落札。8150円。
2012年7月22日抜栓。コルクにはワイン名、ドメイン名、Vintageが刻印されていました。半分くらいまで染みていましたが吹いた様子はありません。13度で保存していたため、抜栓して30分くらいおいてからグラスに注ぎました。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。色は比較的薄めのガーネットルビー。まだまだフレッシュ感が色に残っています。透明感がすごいです。グラスに注ぐときにすでにベリー系の甘い香りが溢れてきます。香りは、ラズベリー、ブルーベリーの甘さ、土、赤肉の香り、すっとするようなレモンバームの香り。娘さんは白菜、レモンっぽい匂いと言っています。とてもいい香りでずっと嗅いでいたいです。スワリングによって、ほのかにストロベリージャムの香りが現れてきました。グラスから鼻を話してもほのかに甘いバラの香りが漂ってきます。1時間ほどで、まるでドライアイスがグラスから出てくるように香りが湧き出てきました。時間とともに変化する、まさにワインの醍醐味です。2時間くらいしてから娘さんにもう一度見てもらいましたが、チョコレートケーキの匂いになったと言っていました。口に含むと、タンニンはほとんど溶けこんでいて、力強さを与えていますがぜんぜん渋くありません。酸味はさほど強くなく、しかし味わいにアクセントを与えています。とにかくピュアな味わいで、アフタも長い。とてもミネラリーで透き通るような後味を残してくれます。ベリーの甘味がどんどん溢れてきます。もうすこし酸味があると全体的にしまった感じになると思いました。しかし、全体的な味わいとしてはとてもジェントリーな、味わい。ものすごい力強さは感じませんが、なんというか大地に脚をしっかりとつけている紳士というイメージのワインです。もう少しだけ酸があるともっともっと素晴らしいワインになったと思います。ここはVintageのためなのか?時間がたっても味わい、香りに衰えなし。このワインはうまい!
2日目、香りの要素は変わらず、しかし昨日よりも若干香りが強いです。ちょっと温度が高かったせいもあるかもしれません。味わいは昨日よりも力強さが出たというか、飲みやすさや甘味の要素は変わりませんが昨日よりもいい感じです。