Romanee Saint Vivant Grand Cru Les Quatre Journaux Louis Latour 1998

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セパージュ:ピノ・ノワール100%


マリアージュ・ド・ケイよりオークションで落札。15020円。
抜栓日:2013年2月16日
コルク:ワイン名、Vintageが刻印されています。しっかり目のコルクで液漏れの釣行はありませんでした。
グラス:リーデルブルゴーニュタイプを使用。


色:程よい濃さのガーネット。ちょっとだけ褐色入っています。エッジはややオレンジ。
脚:比較的粘調度のある脚。ディスクはそこそこ厚み。


香り:抜栓して20分くらいしてからグラスに注ぎました。最初は、頑なに閉じていて、水っぽい香り。その中にも水飴のような甘い香りを感じます。しかし、徐々に香りが開いていき、グラスよりもその周りに、香水のように香りが溢れて来ました。すみれの香り、ラズベリーの香りがふわぁ〜っと漂ってきます。そして、さらに時間が立ってくるとピュアなベリー、そして結構ジャミーな香りがしてきます。ほんの少しペッパーの香りもします。香りの中にミネラル感も見えてきます。温度の上昇とともにジャスミンの香りも混ざって来ました。想像していたほどの華やかさはありませんが、それでも流石にGrand Vinだけのことはあると思います。


タンニン:とてもきめ細やかなタンニン。綺麗に溶け込んでいます。歯茎にもさほど渋みとしては感じませんが、味わいとして結構しっかりとしたタンニン。
味:グラスに注いですぐの時には、ほんとうちにこもっていました。それでも、豊富なミネラル感を感じ、とても伸びやかな酸があり、さぁ〜っと喉に流れて行きました。しかし1時間30分ほどたった頃から、すこしカラメル的な要素がほんの少し混ざってきて、でも、なんとも言えない絶妙な酸とベリーの甘味のハーモニーが口の中に混ざり合っていきます。力強さはさほど感じません。とてもしなやかで優しい味わいだと思います。上品な甘味は気持ちを優しくしてくれますね。時間をかけて飲んだほうがよいワインだと思います。これは旨いです。こういうワインは味わいもピュアで真っ直ぐで、殆どの人が飲んでいて、旨いなぁ〜と言うんじゃないでしょうかね。(開けたばかりでは、セイコーマートワインのほうが上手いと思う人が多いかもしれません)