Gevrey Chambertin Domaine Denis Mortet 2008

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セパージュ:ピノ・ノワール100%


ワインの店いとうさんより購入。7500円。
抜栓日:2013年4月8日
コルク:しっかりとしたコルク。50mm。ワイン名、Vintage、Domaine名が刻印されていました。
液漏れ:染みなし。液漏れなし。
グラス:リーデルブルゴーニュタイプを使用。


色:けっこう濃いルビー。光にかざすと反対側が見えますが、そのままでは見えないくらいの深みがあります。
エッジ:エッジまでしっかりと色づいていて、パープルの要素がみえます。
脚:結構な粘調度。
ディスク:さほど厚くないです。


香り:抜栓中からお花の香りがして、グラスに注いだとたんベリーのほのかな香りがしていました。ラズベリー、チェリーの香り。ほのかな甘酸っぱさを感じます。とても清楚でいい香り。若干ジャミーなニュアンスもあります。スワリングで赤肉のような感じの香りが加わってきます。雑味のないとても良い香り。娘さんは例のごとく「梅の臭がする」と言っていました。ほかに酵母を思わせるような香りも感じました。時間とともに、どんどん心地よい香りになっていきます。
 

タンニン:タンニン自体はしっかりとしていますが、とても程よい渋みで、歯茎でも不快な渋さは感じません。ややザラつきがあるかな?という程度。
 
味:一口目、ぐっと伸びる酸を最初に感じ、とてもピュアな果実味とタンニンで口の中がいっぱいになって喉に流れ、その後アフタも結構のびやかです。二口目、さっきの酸が、慣れてしまったのかそんなに刺激的じゃなく、むしろ複雑な味わいとタンニンの力強さが口の中で爆発する感じ。エアレーションしながら飲むと、ブルーベリージャムのような甘酸っぱさがふわっと口の中に広がります。まだまだフレッシュですが、もう十分飲めます。思いの外ミネラルはそんなに強く感じませんが、これは素直に美味しいと感じるワインです。1時間30分くらいでけっこうジャミーな味わいになりますが、ここに石灰質なニュアンスも加わってきて意外とどっしりとした味わいになって来ました。奥さんは「これはぐびぐびいっちゃうねぇ〜」と言っていました。

2日目は、残念ながら1日目に感じた果実味が消えてしまっていて、かすかにベリーのニュアンスは残るものの全体的にぐっと沈んだ印象になってしまいました。