Chateau Sociando Mallet 1993

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニョン55%、メルロ40%、カベルネ・フランとプティ・ヴェルド5%


抜栓日:2013年6月2日
コルク:結構長めのコルク。シャトー名、Vintage、AOCが刻印されていました。54mm
液漏れ:染みほぼなし。液漏れなし。
グラス:リーデルボルドータイプを使用。


色:けっこう濃いルビー。
エッジ:エッジは、まだしっかりと色づいていますが、若干オレンジ色がかっています。
脚:そんなに粘調度はつよくありません。
ディスク:そんなに厚みはありません。


香り:紅茶、きのこの香り。杉の木の香りとともに熟成香が最初にアタックしてきます。杉香はすぐに鳴りを潜めました。スワリングすると、どこかハーブ系の香りもしてきますが、酸の効いたやや甘ったるい香りがしてきます。娘さんは「パンにハスカップジャムを塗った匂い」と。なるほど、ハスカップの香りもありますね。勉強になりました。

 
タンニン:しっかりとタンニンは存在していますが、ほぼ溶けていて、ワインに力強さは与えていますが、シルキーな感じです。
 
味:ハスカップ系の酸味があり、出汁の要素も出ていて、程よい古酒の状態。味の密度はそんなにないものの、素直な味わいだと思います。後の方にミネラル感が現れます。しかし、ちょっとばかりヨウ素のような味わいが出てきて、熱劣化がちょっとあったかな〜という感じもありました。さすがに2時間くらいで、酸化してきたか、酸が強くなり、味わいもほそぼそとしたものになってしまいました。もう10年くらい早く飲んでいたほうがよかったかもしれませんが、ACオー・メドックでこのくらいたっても飲めるってのが凄いな、と思います。