L'Arco Merum ad Lapideum Arcum Rosso del Veronese 2009

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セパージュ:コルヴィーナ50%、ロンディネッラ30%、モリナーラ5%、カベルネ、サンジョヴェーゼあわせて15%
札幌ワインマーケットより購入。 2,700円くらい。
 
抜栓日:2014年7月27日
インポーター:ラシーヌ
 
コルク:トレードマークと作り手の名前が刻印されています。46mm
液漏れ:染みなし。液漏れなし。
グラス:リーデルのボルトータイプを使用しました。
 
色:ん?と思うくらい薄めのルビー。ちょっと臙脂色が入っているような感じのルビーです。透明感はあります。
エッジ:エッジまでほぼ均一なルビー。オレンジの要素がほんのちょっとあるかな?と思いますが、枯れている色合いではなく、きれいなルビーです。
脚:さほど粘調度は感じられません。
 
香り:グラスに注いだ時から、甘酸っぱい香りがしてきます。干しぶどう、グスベリ、ドライいちじくの香り。欠航濃厚系の香りです。スワリングではいちじくの要素が強まった印象があります。時間がたっても全体の香りの要素が変わりません。ドライフルーツ系の甘酸っぱい香りがプンプン。なかなか楽しいです。
 
タンニン:口の中全体にワインを広げてみると、ほんのちょっとだけ口の粘膜にしぶみとして感じる程度で、パワフルなタンニンには間違いないんですが、渋み要素がなく心地よいです。
 
味:干しぶどうと乾燥イチジクを混ぜたような果実味がどか〜んと口の中で広がります。タンニンは攻撃的でないので、思いの外エレガントな印象を与えてくれます。基本的に味わいとしては濃厚なんですが、パッションフルーツの酸のような、トロピカルな酸があって、それによって爽やかさが出ています。そして、スパイシーな要素もあるので、飲んでいて楽しいワインです。意外とどんな食べ物でも、どちらも邪魔することなく食べることができると思います。ちょっと食事に中華系のやや辛めの料理があったのですが、それを食べたあとにワインを飲んでみると、辛さがすっと引込みワインの甘さがどかーんと広がってなかなかいいマリアージュとなります。麻婆豆腐とかとも結構合うんじゃないかと思いました。