20140903 ル・ビストロ・メランジェにて例会

メランジェさんの、夏の新作料理を食べに、例会メンバーで突撃しました。もう、今年の夏の総決算! という感じで、とても美味しくいただけました。河原シェフの変態具合がとてもよく理解出来ました。
ごちそうさまでした。
 

ムール貝とジュの寒天入りガスパチョスープ
白玉葱の冷たいフラン コンソメジュレと塩水うに添え
 
もう、メランジェさんのガスパチョ最高。最初食べた時にはきりりと締まった酸が口の中に広がりますが、このムール貝と寒天が合わさることで、この酸がとてもまろやかになるんです。そして、なんといってもこのガスパチョのきめ細やかさは超絶品! 夏の終わりに、今年の夏の熱さを吹き飛ばすような逸品。
 
そして、白玉葱のフラン。これまた白玉葱の甘い味わいと、塩水うにのヨード感を持った独特の甘さが相乗し、ここにコンソメジュレの塩分が加わるという、一つ一つの要素が、それぞれに味を持っていて、これが3つ合わさって10倍位の味わいに変化するという典型。
「ん〜、おかわり!」と一声出そうになりました。
 

アワビと野菜の冷製フォアグラ風味バジル風味のトマトのジュレ添え
このトマトジュレのとても上品な酸味とトマトの甘味があって、その下に緑色のソースがあり、これがアワビの肝のソース。アワビがテリーヌ状になっていて、火の入り方が絶妙で超柔らかい食感。このアワビとアワビの間にフォアグラがあって、アワビの海の甘さに、濃厚な脂の旨味が合わさって、先ほどの上品なトマトジュレが恥しさを添えてくれる、そんな感じにさせてくれる逸品。これも、夏の縁側の風鈴の音を思わせるような料理です。旨し!
 

帆立貝のムースを詰めた花付きズッキーニのベニエ ナスのソース。

もう、定番の帆立貝のムース詰めズッキーニのお花のベニエベニエって洋風の天ぷらですって。ふりったとはどう違うんだろう?
この茄子のソースが、これまた茄子の風味を持って、とてもきめ細やかなソースで、横にトマトの焼いたのがありますが、同じナス科のせいか、この2つを合わせて、これを帆立貝のムースと合わせると、これまたマリアージュがとてもいいんです。上手いこと考えるなぁ〜
 

天然鯛のポワレ トマトとマスタードピクルスのヴィネグレット アボガドディップとイクラ添え
 
奥に見えるのはバナナピーマンです。このバナナピーマンは、シシトウとピーマンと足して似で割ったような味わいで、程々の肉厚で美味いです。鯛の甘さにアボガドディップのこってりの甘さ+ヴィネグレットの酸っぱさが絶妙。そしてこれにイクラの塩気が合わさることで、天然鯛がますます甘い味わいに変貌するという、まさに手品のような料理。しかも、この香草はなんですか? 口の中を意外とさっぱりとしてくれました。
 

フランス産ウズラ肉のポワレ 生姜風味のソース
 
甘塩っぱい生姜の味わいのソースが、ウズラの肉質にとても良くあっています。もう、ナイフもフォークも面倒なので、手で掴んでそのままがぶりといただきました。火の入りも素晴らしく、旨みたっぷりのうずらちゃん。美味!
 

デザートはキャラメル味のアイスと、いちじくのタルト。
はい、満足です!

今日もごちそうさまでした。