四恩醸造 窓辺 橙 2015

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セパージュ:甲州
酒商うちやまより購入。2,052円。
 
抜栓日:2016年9月4日
栓:スクリューキャップ
液漏れ:なし
グラス:リーデルのオーヴァチュアを使用しました。
 
色:濁りあり。やや濃い目の山吹色〜薄めのオレンジ色。輝きあります。
エッジ:濁りでよく分かりません。
脚:中程度の粘性
 
香り:やや冷やし気味から開始。冷えているせいか、けっこうシャープな第一印象。リンゴ香、ちょっとカラメルっぽさ。娘さんは開口一番「わたあめ」と言っていました。ビオ的なニュアンスはしっかりと感じます。温度が上がってくると、シャープさはやや影を潜めて、ほっこり系の感じになります。砂糖をかけたオレンジ・グレープフルーツのような香り。どこか鼻に抜けていくようなネイビー・レッドの果実の香り、ドライフルーツ香。やっぱり、温度あがってもほっこり感はあるものの、鼻にすっと抜ける感じも相まってシャープなニュアンスがあると思います。
 
味:低い温度では、酸もシャープで、ほんわかとした甘味、オレンジ系の味わい、すっと喉に流れていく染み入るワイン。温度が上がってくると、たしかにわたあめ、和三盆の優しい甘さ、ほんのりとしたアフタの苦味とともに、酸化的なニュアンスが交じり合った楽しい味わいとなり、次の一杯、次の一杯とグラスに口が寄って行ってしまいます。好き嫌いはあると思いますが、自分は好きです。