20180509 突発的持ち寄りワイン会 @ ブレリアス

昨日は昨年まで中富良野のまるき醸造(正確にはレザンという会社になります)さんのブドウ畑で栽培責任者で、いまは山梨にもどられた方が、中富良野の畑にお手伝いに来られているということで、急遽集まって持ち寄りワイン会になりました。
また、ちょうど、鷹栖のブドウ畑の責任者で、先日までアメリカ大陸を横断しながらワイナリーの研修に行っていた方も帰ってこられていました。
このお二人とは、いろいろな縁で知り合えたのですが、こんなに身近に実際、ワイン用ブドウを栽培している方々がいらっしゃるってのは、実はすごいことだなぁ〜と改めて思った夜でした。

基本持ち寄り会ということで、全部で7名、お忙しい中にもかかわらず集まることができました。

19時から集まり、なんやかんやで5時間弱の飲み会になりました。
7人で9本! いやいや飲んだな〜。
実際にワインを造っている方と飲むのは、この上ない喜びです。
ワインも、カルト級の日本のワインから、ラベルのないワイン、イタリアの変態ワイン、ブルゴーニュのグラン・クリュまで、とても勉強になりました。

また機会がありましたら、ご一緒していただければと思います。
 

飲んだワインはこちら
左から
Raison Koshu Marquis Winery 2015
Raison Rouge Marquis Winery 2015
Echezeaux Grand Cru Nicolas Potel 2003
Iro Norton Maruki Winery 2016
Kido Premium Merlot 2012
ラベルのないチリのワイン(笑)現地から持ち帰ってきたそうです
neroameta Mastoberardino 2015
Crystallum Chardonnay Clay Shales 2013
Pavillon Rouge du Chateau Margaux 2006

Raison Koshu Marquis Winery 2015

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セパージュ:甲州
ワイン会にて
 
抜栓日:2018年5月9日
透明感、輝きのある色合いで、黄色い花や、柑橘香、3MHのニュアンスがしっかりと出た、ミネラル感のある味わい。酸が非常にきれいに伸びてシャープ。甲州独特の苦味成分がさほど感じられませんでした。とても綺麗なワイン。自分にとっては樽っぽいニュアンスも少し感じるのですが、樽は使用していないとのことでした。
このワインのブドウを造っていた方と一緒に飲むのは、また格別な味わいです。勉強になりました。

Raison Rouge Marquis Winery 2015

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セパージュ:マスカット・ベーリーA、メルロ
ワイン会にて
 
抜栓日:2018年5月9日
綺麗な紫色で若干濃いめの色合い。特徴的なキャンディー香あり、チャーミングな香りと味わい。味わいの中にもしっかりとした骨格を感じます。このへんがメルロをアッサンブラージュしている効果なのでしょうか?結構重みを感じるしっかり目のMBAで、美味しかったです。

Echezeaux Grand Cru Nicolas Potel 2003

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セパージュ:ピノ・ノワール
ワイン会にて
 
抜栓日:2018年5月9日
ブラインドで提供。濃いめのルビー。結構しっかりとした色づき。香りはしっかり目の樽香とともに、ブルーベリー、ブラックベリー系の香りの集合体。口に含むと結構なタンニンが口の中に広がります。ネッビオーロと解答しましたが、「エロチックな感じが、ピノ」という声もありました。時間経過で、だんだん味わいにピュアさと甘味が増加していきます。たしかにエロティックなワインだ。なんと2003のエシェゾー!! まだまだポテンシャルを感じるワイン。このクラスになるとやっぱり20年位おいたほうがいいのかな?とても勉強になりました。

Iro Norton Maruki Winery 2016

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セパージュ:ノートン、小公子
ワイン会にて
 
抜栓日:2018年5月9日
濃いめの色合いで、ヤマブドウ系の香り。「石鹸の香り」と表現した方もいました。これもブラインドでしたが、実はこのワイン、以前に、今日参加のレザンの方に頂いたものでした。その方は、ブラインドで飲んで、「ヤマブドウのニュアンスもある」と小公子をしっかりと捉えていました。さすが! 自分は美味しいと思って飲みましたが、この手のワインは苦手、という方もいました。

Kido Premium Merlot 2012

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セパージュ:メルロー
ワイン会にて
 
抜栓日:2018年5月9日
若干薄目のルビーガーネット。ややyブレタノっぽい香りを指摘するブレタノセンサーがいました(笑)
ややメトキシピラジン系のニュアンスとともに、プルーンやカシス、ブラックチェリー系の香り。飲み口はタンニンはさほど強くなく、ミドルボディーの上品な味わい。ボルドーブレンド?と思いましたが、なんと、カルトワインの城戸さんのメルロー
ん〜、びっくり。やっぱりエチケットを見てから飲むと、さらに味わいが増します(笑)
ただ、とても綺麗な造りをしているな〜、やっぱり評判が高いのにはわけがあるんだな〜と勉強になりました。

イタタヴァレーのピノ・ノワール

写真ありません。
セパージュ:ピノ・ノワール
ワイン会にて
 
抜栓日:2018年5月9日
濃いめのルビーです。結構濃い。ブラックチェリーやアメリカンチェリーの香り。結構アルコール感も感じますが、なんと言っても樽のニュアンスとともに、完熟〜過熟したブドウの感じがあります。しかし、ジャミーな要素はあまり感じません。しっかりと抽出したピノ・ノワールという感じで、カリフォルニアのピノと思いましたが、研修で訪れたチリのワイナリーのピノで、そこから直接購入してきたのでラベルが付いていないんだそうです。これまた勉強になりました。

neroameta Mastoberardino 2015

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セパージュ:アリアニコ
ワイン会にて
 
抜栓日:2018年5月9日
透明感のある色合い。フラワリーな香りで、バラの花のようなニュアンス。持ってきた方がイタリア巨匠だったので、ブドウ品種はヴェルメンティーノと解答しました。飲み口は厚みがあるわけではなく、非常にエレガントで綺麗なワイン。
なんとアリアニコという黒ブドウ品種で造った白ワインでした! 以前に飲んだことある方が2名ほどいらっしゃって、悔しがっていました(笑)

Crystallum Chardonnay Clay Shales 2013

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セパージュ:シャルドネ
ワイン会にて
 
抜栓日:2018年5月9日
濃いめの色合いで、やや粘性を感じる外観。白い花、アカシア系の花の香り。モワッと感。樽もしっかりですが、嫌味がありません。伸びやかなしっかりとした酸と、厚みのある味わい。これまたニュートラルな味わいでエレガント。ブドウ品種はシャルドネと思いました。ピュリニーと回答する人もいました。自分は持ってきた人のことだけを考えて、南アフリカと解答(笑)
クリスタルムのシャルドネもすごいな〜。

Pavillon Rouge du Chateau Margaux 2006

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン
うきうきワインの玉手箱より購入、15,098円。
ワイン会にて

濃いめのパープルルビー。カシス、プラム、ブラックチェリー、上品な樽香。濃厚さが伝わってくる香り。タンニンは比較的こなれていますが、上質なタンニンで、黒果実の味わいが口の中に広がります。酸もしっかり目で、果実味とともに、複雑さも感じられる味わい。なにより全体的な液質が柔らかいです。さすがにマルゴーのセカンドだけありますね〜、という感じ。
この手のボルドーもたまに飲むと、うまいな〜と思います。さらに熟成も可能なポテンシャル。